2012 Fiscal Year Annual Research Report
帝国とコモンウェルスの総合的研究―国際秩序形成機能を中心に
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21320143
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Research Institution | Osaka University of Economics |
Principal Investigator |
山本 正 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (10200817)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 千果子 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00319419)
大津留 厚 神戸大学, 人文研究科, 教授 (10176943)
旦 祐介 東海大学, 教養学部, 教授 (10207277)
前川 一郎 創価大学, 文学部, 教授 (10401431)
細川 道久 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (20209240)
川本 真浩 高知大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (20314338)
山口 育人 帝京大学短期大学, 現代ビジネス学科, 講師 (20378491)
松本 佐保 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (40326161)
岩井 淳 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (70201944)
半澤 朝彦 明治学院大学, 国際学部, 准教授 (80360882)
浜井 祐三子 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (90313171)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 西欧近現代史 / 帝国 / コモンウェルス / 国際政治経済秩序 |
Research Abstract |
研究4年目・最終年度にあたる本年度は、平成24年7月に研究会を開催した。そこでは、本研究課題の全体構想に照らして、研究終了後公刊予定の研究成果論集のタイトル、全体構成、ならびに各メンバー担当の章の内容を確認した。タイトルについてはさまざまな案が提起されたが、これについては予定されている出版社との協議で詰めていくことになった。全体構成については2部構成とし、第1部を「関係と比較の観点からみるコモンウェルス」第2部を「コモンウェルスと国際秩序」とすることになった。第1部、第2部とも6章からなり、第1章を岩井がコモンウェルス概念の変遷、第2章を山本がアイルランドとコモンウェルスの関係、細川がコモンウェルスの変容とカナダの関連、浜井がイギリスへの入移民とコモンウェルスとの関連、大津留がコモンウェルスの観点からのハプスブルク帝国の再考、平野がコモンウェルスの観点からのフランコフォニーの再考(以上第1部)、第7章を旦がコモンウェルスと国際連盟の関連、第8章を松本がラウンドテーブル運動とコモンウェルスの関連、第9章を半澤がコモンウェルスと国際連合の関連、第10章を川本がスポーツの観点からのコモンウェルスの国際秩序形成機能、第11章を山口がコモンウェルスの観点から第二次大戦後のインド洋安全保障問題、第12章は前川が1960年代のコモンウェルス構成アフリカ諸国の経済的対外動向(以上第2部)をそれぞれ執筆することになった。 平成24年12月にはイギリス帝国史研究会にて研究報告会を行い(司会は細川)、山本が科研プロジェクトの経緯について、岩井が予定の論集第1章、平野が同第5章、松本佐保が同第8章の内容に関する報告を行った。質疑応答を通じて、研究成果を集約するのに貴重な意見を得ることができた。これらと平行してメンバー各人が個別に研究を進めた。最終年度にふさわしく研究成果発表へと着々と歩を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(20 results)