2010 Fiscal Year Annual Research Report
都市圏の構造変化メカニズムと多核的都市整備に関する学際的研究
Project/Area Number |
21320157
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
藤井 正 鳥取大学, 地域学部, 教授 (20165335)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊東 理 関西大学, 文学部, 教授 (70116309)
浅川 達人 明治学院大学, 社会学部, 教授 (40270665)
山下 博樹 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (00314568)
堤 純 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (90281766)
松原 光也 京都大学, 大学院・工学研究科, 助教 (20553902)
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Keywords | 都市圏 / 都市構造 / 多核化 / コンパクトシティ / 社会構造 / 郊外 |
Research Abstract |
研究代表者の藤井と研究分担者の富田は、日本地理学会2010年度秋季大会における今後の都市地理学に関するシンポジウムで、本研究の基本的なコンセプトにもとづき都市圏多核化とまちづくりに関する学際研究の中で地理学研究が果たす重要性や、今後の都市地理学研究の課題について発表した。谷口らは、今後のコンパクトシティ政策等をめぐって都市構造と都市計画を関連付けた研究を国内や海外の事例で展開した。 都市圏構造変化メカニズムの検討では、首都圏の社会空間構造やそれと住宅政策の関連に関する研究成果を、高木と浅川が発表している。都市交通との関係では、研究分担者の山下博樹と松原が日本地域政策学会で生活行動やまちづくりとも関連付けて報告を行っている。 都市圏整備の国際比較に関しては、伊東によるイギリスの小売業の都市構造や政策に関する著書をはじめ、北欧都市の都市圏構造の検討(山下潤)、オーストラリアのメルボルンの都市構造と通勤特性の分析(堤)のほか、山下博樹が北米都市に関する報告や研究成果をまとめている。 これらの研究成果の一端は、本年度研究代表者の藤井と分担者の富田の編で新版が刊行された『新版図説大都市圏』(古今書院)の内容に反映されている。
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Research Products
(18 results)