2009 Fiscal Year Annual Research Report
「化石資源世界経済」の形成と森林伐採・環境劣化の環境に関する比較史的研究
Project/Area Number |
21330084
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
杉原 薫 Kyoto University, 東南アジア研究所, 教授 (60117950)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳澤 悠 東京大学, 東洋文化研究所, 名誉教授 (20046121)
斎藤 修 一橋大学, 経済研究所, 非常勤研究員 (40051867)
石川 登 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (50273503)
神田 さやこ 慶応義塾大学, 経済学部, 准教授 (00296732)
島西 智輝 立教大学, 経済学部, 助教 (70434206)
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Keywords | 化石資源 / 世界経済 / 森林伐採 / エネルギー / 環境負荷 |
Research Abstract |
初年度は次のように3回の国内研究会を開催した。 2009年6月28日 京都大学 報告者:柳澤悠、斎藤修。ゲストスピーカー:西村雄志(松山大学)、水野祥子(九州産業大学)。 2009年11月7日 慶応義塾大学(慶応義塾大学経商連携グローバルCOE歴史分析班と共催) 報告者:杉原薫、島西智輝、谷口忠義、西村雄志。慶応から高柳友彦。 2010年2月1日 京都大学 報告者:小堀聡、神田さやこ、石川登。 また、8月の世界経済史会議(ユトレヒト)で柳澤、斎藤、杉原、神田が関連する報告を行った(杉原、神田はパネルを組織)。さらに9月の社会経済史学会全国大会(東洋大学)において神田が組織したパネルで小堀、島西が報告した。このような活発な研究交流を通じて、本研究の基本的な問題意識が共有されたと思われる。 研究については、柳澤、斎藤、杉原、石川、神田、島西が海外で調査、資料収集を行った。杉原はデータの第1次加工の結果を10月に東大の経済史研究会で報告した。12月には京都に招いた、Kenneth Pomeranz、James Warren、Anthony Reidなどから資料、データに関する多くの情報を得ることができた。杉原の研究では(1)世界エネルギー消費の趨勢を検討し、1970年以降のエネルギー効率の上昇が世界化石資源消費の約1/3を節約したこと、(2)西村との共同研究において第一次大戦までの英領インドにおける木材交易を検討し、第一次産品輸出経済の進展がインドの森林伐採を促したことが、主なファインディングズである。他の研究分担者の個別研究においても顕著な進展がみられた。
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Research Products
(45 results)
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[Journal Article]2010
Author(s)
杉原薫
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Journal Title
「持続型生存基盤パラダイムとは何か」『地球圏・生命圏・人間圏―持続的な生存基盤を求めて―』(杉原薫, 川井秀一, 河野泰之, 田辺明生編)
Pages: 1-22
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[Journal Article]2010
Author(s)
杉原薫
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Journal Title
「グローバル・ヒストリーと複数発展経路」『地球圏・生命圏・人間圏―持続的な生存基盤を求めて―』(杉原薫, 川井秀一, 河野泰之, 田辺明生編)(京都大学学術出版会)
Pages: 27-59
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[Journal Article]2010
Author(s)
石川登
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Journal Title
「歴史のなかのバイオマス社会」『地球圏・生命圏・人間圏―人類にとって生存基盤とは何か―』(杉原薫, 川井秀一, 河野泰之, 田辺明生編)(京都大学学術出版会)
Pages: 251-280
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[Journal Article]2009
Author(s)
杉原薫
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Journal Title
「戦後世界システムの変容と東アジア―歴史的展望―」『グローバル化と日本経済』(浦田秀次郎・財務省財務総合政策研究所編)(勁草書房)
Pages: 95-114
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[Journal Article]2009
Author(s)
杉原薫
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Journal Title
"The European Miracle and the East Asian Miracle : Towards a New Global Economic History" The Pacific in the Age of Early Industrialization(Kenneth Pomeranz ed.)(Ashgate, Farnham)
Pages: 1-22
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[Journal Article]2009
Author(s)
杉原薫
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Journal Title
The Resurgence of Intra-Asian Trade, 1800-1850, in Giorgio Riello and Tirthankar Roy eds (with collaboration of Om Prakash and Kaoru Sugihara), How India Clothed the World : The World of South Asian Textiles, 1500-1850(Brill, Leiden)
Pages: 139-69
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[Journal Article]2009
Author(s)
杉原薫
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Journal Title
「19世紀前半のアジア交易圏-統計的考察-」『帝国とアジア・ネットワーク-長期の10世紀-』(脇村孝平・籠谷直人編)(世界思想社)
Pages: 250-81
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[Presentation] Asia in Global Trade Imbalances2010
Author(s)
杉原薫
Organizer
First Joint International Workshop of the JSPS Asian Core Program 'Asian Connections : Southeast Asian Model for Co-Existence in the 21^<st> Century'
Place of Presentation
Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University
Year and Date
2010-02-27
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