2010 Fiscal Year Annual Research Report
臨床教育のビデオエスノグラフィー:高等教育における臨床教育場面の経験的比較研究
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21330118
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
樫田 美雄 徳島大学, 大学院・ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 准教授 (10282295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五十嵐 素子 上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (70413292)
宮崎 彩子 大阪医科大学, 医学部, 講師 (20298772)
北村 隆憲 東海大学, 法学部, 教授 (00234279)
米田 憲市 鹿児島大学, 大学院・司法政策研究科, 教授 (20283856)
真鍋 陸太郎 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (30302780)
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Keywords | 臨床教育 / エスノメソドロジー / 法科大学院 / 高等教育改革 / コミュニケーション |
Research Abstract |
2年度目として、調査を本格化させ、かつ複数の学会発表(国内学会)と関連論文の投稿および関連訳書の出版を行った。 まず、法学系調査としては、C大学調査とD大学調査を行った。C大学においては、リアル法律相談と模擬法律相談の両方のビデオ撮影を行った。リアル法律相談は、法科大学院教員でもある弁護士によるもの1編、模擬法律相談は、弁護士によるもの1編と、司法修習生によるもの1編を撮影した。現在、これらのデータを解析中である。D大学調査では、法科大学院生による模擬法律相談1編の撮影を行った。これらの研究成果は、2010年秋の日本社会学会大会(名古屋大学)で速報的に報告され、本格的には、2011年春の日本法社会学会大会(東京大学)等で発表されることになっている。 ついで、医学教育系に関しては、A大学において、2010年2月24日に撮影された、クラインフェルター症候群のロールプレーデータの解析等を研究会内で行った。このデータに関しては、「日本医学教育学会東京大会」(7月)および、日本社会学会大会(11月)で報告を行った。現在、『医学教育』誌への投稿の準備中である。 さいごに、都市計画教育系に関しては、2010年4月から5月にかけて、B大学において調査を行った。この成果については、2009年度調査と組み合わせての報告を、現在準備中である。 なお、分析を精緻化するために、先行研究・関連研究の検討を進め、その副産物として、諸学会での報告および訳書の出版を行った。また、データの共用化を安全に行うために、リコーのデータ保管・配信システムである、quanpの活用も開始した。データセッションも東京及び大阪で予定どおりの回数を実施し、分析は大いに進捗しつつある。
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Research Products
(9 results)