2010 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシャルワークの7次元統合体に基づく多面的多角的実践分析モデルの開発
Project/Area Number |
21330132
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
平塚 良子 大分大学, 福祉社会科学研究科, 教授 (40257556)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 美枝子 大分大学, 教育福祉科学部, 准教授 (90315309)
黒木 邦弘 熊本学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (60369832)
端田 篤人 長野大学, 社会福祉学部, 講師 (80387422)
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Keywords | ソーシャルワーク / 7次元統合体モデル / Polyhedral-Diversified Analytical Model of Social Work Practice (PDAモデル) / キーワードファイルボックス / 実践内容群 / 実践評価群 / critical thinking / 実践分析モデル |
Research Abstract |
本研究は、多様な領域で実践するソーシャルワーカーの事例を活用して多面的・多角的な実践分析を行い、理論化を導くモデル、Polyhedral-Diversified Analytical Model of Social Work Practice (PDAモデル)の開発を目的とする。 第1年度は、すでに開発してきたソーシャルワークの7次元統合体モデルに基づき、実践内容鶏群と実践評価群系の項目を大分類、中分類、小分類とに精査しながら実践分析モデル案を検討し、その骨格を作り上げてきた。 第2年度の22年度では、これをさらに帰納法的に抽出し、重要キーワードを整序し、各次元別のフォルダを作成した。なお、これを「7次元統合体重要キーワードファイルボックス」とした。しかしながら、7次元統合体モデル開発時の収集事例の実践内容系群に属する重要キーワード数が多く、小分類項目に属すべき重要キーワードファイルボックス作成完了には至らず、精査の作業がまだ終了していない状況があり、3年度目の研究に引き継ぐところとなる。他方、実践評価系項目群には、エバリュエーションの要素だけではなく、ソーシャルワーカーの実践的反省的思考(クリティカル・シンキング)を組み入れる重要性を再認識したので、検討をはじめた。この研究作業については、用語抽出という最後的な配置が課題となっている。 以上のような課題を残してきているが、第2年度には、ソーシャルワーカーの実践事例に、まだ精査の途上ではあるが、PDAモデル(第一案的な仮モデル案)の実験的な適用を一部試みることで、PDAモデルに実践分析モデルの可能性を確認した。
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