2013 Fiscal Year Annual Research Report
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21330162
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
佐藤 豪 同志社大学, 心理学部, 教授 (90150557)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 安心感 / 生活習慣 / セルフ・コントロール / ラケット感情 / アローワー |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の目的としては、この研究において当初から目指していた生活習慣変容のためのプログラムをインターネット上で、より精緻化したものにするということであり、さらに調査対象者が操作するスマートフォン上で、より操作の簡単なものにするというものであった。この点については、かなり内容的にもシステム的にも改善を行うことが出来たため、このプログラムによって、生活習慣の記録やコントロールに向けるための行動変容の援助がかなり容易になり、安心感に基づく生活習慣変容のためのプログラムの実用化が進んだと言える。これにより、生活習慣変容のためのプログラムの策定についてはかなり明確な方向性を示すことが出来たと考えられる。 生活習慣の変容に関するプログラムの策定に関して言えば、チーム医療での方法論を展開するために、肥満患者における検討を行った。このような方法論の展開は本研究の中では当初の計画よりもより進歩させた形での展開といえ、この点では、生活習慣の変容として当初ターゲットとしていた喫煙問題だけではなく、肥満のコントロールに関しても、新たな治験を得ることが出来たと考えられる。 本研究によってインターネット上の WEB サイトを用いることによって、生活習慣を記録し、それを意識化することによって、セルフ・コントロールへと繋げてゆくことが可能となったと言える。このプログラムにおける問題点は、参加者にどのようにそれを広め、そのプログラムのメリットを理解してもらうかという点である。このような点については十分な検討が出来なかった部分があり、今後さらに研究を進めまた広報活動などを行うことによって、さらなる展開を行っていきたいと考えている。また、このような生活習慣の変容プログラムは、生活習慣病をすでに、持っている人にとっても有効であると考えられる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)