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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ソフト界面吸着膜の相転移の機構と動的過程をメゾ・ミクロレベルで解明する研究

Research Project

Project/Area Number 21350078
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

荒殿 誠  九州大学, 大学院・数理学研究院, 教授 (20175970)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松原 弘樹  九州大学, 大学院・理学研究院, 助教 (00372748)
瀧上 隆智  九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (40271100)
Keywords表面光散乱 / リプロン波 / ヘテロダイン方式 / 表面粘弾性 / 表面張力
Research Abstract

昨年度設計製作したリプロン波による表面光散乱装置により、純水/空気表面上での動作確認をすることにより光学系の極微調整を行った結果、ほぼ対称なストークス線とアンチストークス線が得られ、スペクトル解析の結果、十分な精度で表面張力値が得られることが示された。次いで臭化ドデシルトリメチルアンモニウム(DTAB)水溶液/空気およびエチレングリコールモノドデシルエーテル水(C12E1)溶液/空気表面の表面張力値および分散方程式と吸着モデルを結合した理論による粘弾性項の評価を行った。別法による表面張力測定と比較した結果、イオン性であるDTABの方が全濃度領域で一致する結果をえた。
しかしながら、吸着のモデルを用いずに粘弾性項の評価をするには完全な形で分散方程式から直接粘弾性項を評価する必要があるため、スペグトルアナライザーによるスペクトル解析ではなく自己相関関数による方法を導入した。コリレータからのデータを市販の光散乱データ解析ソフトで解析しようとしたが、表面からの光散乱の強度が弱い、検出器とコリレータの相性が悪いなど現段階では粘弾性項を得る段階にいたっていない。入射角度を調整して検出する表面波の波長を変更する、容器底面のガラス板を光学研磨板としてガラスセルの光透過面を改良する、アバランシェフダイオード検出器の改良などいくつかの要改善点は明らかになった。繰り越し経費でソフトを導入したことにより、次のステップにつながった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Remarks (1 results)

  • [Remarks]

    • URL

      http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/Bukka/phy4j.html

URL: 

Published: 2013-06-26  

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