2009 Fiscal Year Annual Research Report
新概念コンポジットの航空・自動車軽量構造への実用化と多目的統合最適化
Project/Area Number |
21360105
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
成田 吉弘 Hokkaido University, 大学院・工学研究科, 教授 (00137407)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 克彦 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90215715)
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Keywords | 複合材料 / 自動車 / 航空機 / 軽量構造 / 最適設計 |
Research Abstract |
本年度は,新概念コンポジットの実用構造への適用を検討した。このため航空機では,中央翼や主翼リブなどの構造を分析して,それをより単純な形状にモデル化した積層平板や偏平シェル構造の解析モデルの解析を行った。とくに曲線繊維による局所異方性の利用とその最適化について研究した。自動車構造については,ルーフやボンネット,サイドパネル,車後部から中間部までの一体構造について,振動特性や外圧座屈に対する解析を行った。これら曲面モデルに曲線状の強化繊維を配向させた場合の力学挙動には大きな可能性があり,それを検討した。具体的な問題には,前述の航空機主翼の問題や自動車パネルの解析と最適設計について,研究を進めて国際会議で発表した。また局所異方性を有する繊維強化複合材料の座屈解析,一次せん断変形理論による積層平行四辺形板の振動解析と最適化,VGCF/Al積層円板の振動解析,積層ハイブリッド長方形厚板の振動解析と最適化,曲線状繊維によって強化された複合材積層板の座屈解析,曲線状繊維によって強化された複合材シェル構造の振動・座屈解析,ねじれ形状を持つ複合材料パネルの振動に対する積層構成最適化,不連続な短繊維複合材積層板の最適設計,積層偏平シェルの振動特性に対する積層構成と曲面形状の同時最適化,実験計画法を用いた複合材料構造の多目的最適化,二重円管の振動と弾性座屈解析と設計,熱効果を含んだVGCF/Al積層円板の温度傾斜下の解析,などについて国内外の講演会と専門誌に成果発表を行った。
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Research Products
(40 results)