2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21360233
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
神田 学 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90234161)
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Keywords | 都市の詳細なGIS / 高解像度地上降雨分布 / 建物構造と降雨分布 / 都市キャノピーモデル |
Research Abstract |
(1)高時空間解像度の都市気象・地理情報の整備と降雨量との対応関係の把握 東京都アメッシュを用いた高解像度の降雨分布(空間解像度250m)、MAPCUBEによる高解像度建物情報分布(250m)およびGPS可降水量のデータの対応関係を調べた。豪雨分布が、東京の微細な標高に対応して、西高東低の分布になっていること、練馬などの北西部だけでなく、山手線内に対応する東京中心部においても降雨の空間偏差が見られること、などの新しい知見が得られた。 (2)降雨発生先行指標としての地上風収束・GPS可降水量の利用可能性の検討 地上の微細地形と降雨分布の対応関係が見られたことから、建物による修正粗度の影響を含めて地上風速収束を正確に予測するための都市キャノピーモデルの精度向上を行った。残念ながら、GPS可降水量単独での豪雨予測先行指標としての利用可能性については、否定的な結果が得られた。 (3)都市気象モデルによる豪雨発生予測可能性の予備的検討 気象モデルWRFに、上記の建物よる修正粗度高さや都市キャノピーモデルを導入するための予備的検討を行った。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Initial results from Phase 2 of the international urban energy balance model comparison2011
Author(s)
C.S.B.Grimmond, M.Blackett, M.J. Best, J.-J.Baik, S.E.Belcher, J.Beringer, S.I.Bohnenstengel, I.Calmet, F.Chen, A.Coutts, A.Dandou, K.Fortuniak, M.L.Gouvea, R.Hamdi, M.Hendry, M.Kanda, T.Kawai, Y.Kawamoto, H.Kondo, E.S.Krayenhoff, S.-H.Lee, T.Loridan, A.Martilli, V.Masson, S.Miao, K.Oleson, R.Ooka, G.Pigeon, A.Porson, Y.-H.Ryu, F.Salamanca, G.J.Steeneveld, M.Tombrou, J.A.Voogt, D.T.Younga, N.Zhang
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Journal Title
International journal of climatology
Volume: 31
Pages: 244-272
Peer Reviewed
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