2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21370004
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
村上 浩士 中央大学, 理工学部, 教授 (80262020)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
饗場 浩文 名古屋大学, その他の研究科, 教授 (60211687)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 減数分裂 / 転写因子 / チェックポイント / 細胞周期 |
Outline of Annual Research Achievements |
分裂酵母において第一減数分裂の制御にフォークヘッド型転写因子であるMei4は中心的な役割を果たしている。しかし、この制御は長い間未解明であった。申請者は、第一減数分裂の進行には、Cdk1の15番目のチロシン残基のリン酸化制御が主要な制御機構であり、Mei4がCdk1の活性化因子であるcdc25遺伝子の発現を活性化することが必須であることを明らかにし、さらにwee1遺伝子もMei4の第一減数分裂の進行に必要なターゲットである可能性を見いだしている。Mei4によるwee1遺伝子の発現の機構を詳しく調べてみると、Mei4が認識するFLEX配列が5’上流に5つ存在していることがわかった。この配列にMei4がin vivoでもin vitroでも結合するかどうか検討し、両方で結合していることを示した。また、隣の遺伝子と共通の配列により調節され、隣の遺伝子の発現とwee1遺伝子の発現が相反していること可能性がある。すなわち、wee1遺伝子のmRNA量は、第一減数分裂に進行するときに減少し、隣の遺伝子のmRNA量は上昇する。また、Mei4が存在しない時は、wee1遺伝子のmRNA量の減少は見られず、隣の遺伝子のmRNA量も発現上昇はない。 さらに、Cds1と相互作用する因子を出芽酵母を用いたtwo-hybrid法を用いたスクリーニングにより転写因子と思われる遺伝子をクローニングした。この遺伝子の破壊株は必須遺伝子であることが報告されていたため、条件変異株を作成することが必要になった。条件変異株を作成するため、当該遺伝子をクローニングして、ランダムに変異をいれたものを分裂酵母に相同組換えにより戻し、温度感受性になるものをスクリーニングした。その結果、複数の株が温度感受性および低温感受性を示したが、目的の遺伝子ではなく、すべて違う場所に変異が生じたものであることが判明したため、やり直したが、結局、条件変異株は得られなかった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Inactivation of SMC2 shows a synergistic lethal response in MYCN-amplified neuroblastoma cells.2014
Author(s)
Murakami-Tonami Y, Kishida S, Takeuchi I, Katou Y, Maris JM, Ichikawa H, Kondo Y, Sekido Y, Shirahige K, Murakami H, Kadomatsu K.
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Journal Title
Cell Cycle.
Volume: 13
Pages: 1115-1131
DOI
Peer Reviewed / Open Access