2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21390155
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
大野 博司 The Institute of Physical and Chemical Research, 免疫系構築研究チーム, チームリーダー (50233226)
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Keywords | M細胞 / LTa / b / RANK / RANKL / miRNA / Dicer / GPIアンカータンパク質 |
Research Abstract |
CD11c^+CCR6^<hi>B細胞の役割の検討qPCRによる遺伝子発現量の定量の結果、CD11c+B細胞のLTbの発現は通常のB細胞と同程度であったが、LTaについては通常のB細胞と比較して1/8の発現量しか確認できなかった。また、FACSについてはこの結果を踏まえ行っていない。2009年にM細胞誘導活性が報告されたRANKL-RANKについても、CD11c+B細胞と通常細胞の間で目立った変化は無かったことから、これら以外のシグナル伝達がM細胞分化に影響を与えている可能性が示唆され、さらに詳細な解析を検討中である。 FAE特異的miRNAの役割の検討FAEに特異的な発現を示した13個のmiRNAについては、現在マウスの組織からmiRNAの抽出を行い、これらのmiRNAの発現がFAE特異的か否か検討中である。FAE及びM細胞特異的にCreを発現するマウスは現在まで構築されておらず、そのためFAEやM細胞特異的にDicer遺伝子を欠損したマウスは作成できなかった。そこでFAEやM細胞を含む腸管上皮特異的にDicerを欠損する方法を用い、腸管上皮細胞特異的Dicerマウスを作出した。現在は、このマウスの表現型の解析を継続して行っている。 M細胞nullマウスの作出・解析GP2の遺伝子座にジフテリア毒素Aフラグメント遺伝子(DT-A)、あるいはジフテリア毒素(DT)の受容体であるHB-EGFをノックインしたマウスは樹立でき、現在M細胞が消失しているか否か検討中である。 M細胞特異的なGPIアンカー蛋白質欠失マウスGPIアンカーの生合成に必須の酵素Pig-a floxedマウスをM細胞特異的GP2-Cre Tgマウスを交配し、腸管特異的GPIアンカー蛋白質欠失マウスを作出した。本マウスでは、M細胞上のGP2などのGPIアンカータンパク質の発現が消失していることを確認した。
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Research Products
(14 results)
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[Presentation] Identification of RNA aptamers targeting mouse GP2 proteins by SELEX2009
Author(s)
Hanazato, M., Nakato, G., Nishikawa, F., Hase, K. Nishikawa, S., Ohno, H.
Organizer
第32回日本分子生物学会年会
Place of Presentation
横浜
Year and Date
2009-12-11
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[Presentation] Functional analysis of CCL9 in the intestinal immune system2009
Author(s)
Yamazaki, R., Kimura, S., Ebisawa, M., Date, Y., Tsuneda, S., Suzuki, H., Hase, K., Ohno, H.
Organizer
第39回日本免疫学会総会学術集会
Place of Presentation
大阪
Year and Date
2009-12-02
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[Presentation] Functional analysis of CCL9 in the intestinal immune system2009
Author(s)
Yamazaki, R., Kimura, S., Hase, K., Ebisawa, M., Date, Y., Tsuneda, S., Suzuki, H., Ohno, H.
Organizer
第61回日本細胞生物学会大会
Place of Presentation
名古屋
Year and Date
2009-06-02
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[Presentation] Study on the process of antigen transcytosis by M cells2009
Author(s)
Kimura, S., Sakamoto, A., Yamazaki, R., Kawano, K., Hase, K., Ohno, H.
Organizer
第61回日本細胞生物学会大会
Place of Presentation
名古屋
Year and Date
2009-06-02
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