2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21390521
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
越野 寿 Health Sciences University of Hokkaido, 歯学部, 准教授 (90186669)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平井 敏博 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (80014273)
會田 英紀 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (10301011)
豊下 祥史 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (20399900)
岩崎 一生 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (90453274)
須藤 恵美 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (60433447)
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Keywords | 脳梗塞 / モデルラット / 学習記憶機能 / Morris Water Maze Task / TTC染色 |
Research Abstract |
脳梗塞による後遺障害の改善を目的とした歯科界初の実験系であり、安定した症状を呈する脳梗塞モデルラットの製作が不可欠である。また、後遺障害の改善を定量的に評価するためのパラメータとして、感覚運動能を示すLimb Placement Test、学習記憶能力を示す受動的回避学習試験および水迷路試験を設定した。 (1) 体重測定および感覚運動機能の評価 体重測定および感覚運動機能評価は,飼料変更1週間隔で28日目まで行った. 体重変化および感覚運動機能障害の回復はMCAO両群に有意差は認められなかった. (2) 学習記憶機能の評価 学習記憶機能評価として,Morris Water Maze Task(以下,MWMとする)を飼料変更後35日目から開始した.実験装置には直径150cm,高さ44cmのプールを用いた.水を34cmの高さまで入れ,プール中央を中心として4つの区画に分けた.さらにPlatformとして直径10cm,高さ32cmの台を北西区画の中央に設置した.獲得試行は5日間連続で行い,120秒間以内に装置内に設置したPlatformに到達するまでの時間と壁周辺の遊泳時間を測定した.なお,評価には後者を前者で除した値,すなわちPeripheral pool timeを用いた. MWMにおいて,獲得試行5日目において,MCAO液体群はMCAO固形群よりもPeriphral pool timeが有意に高値を示した. (3) 脳の梗塞部体積の測定 飼料変更後42日目にラットの脳を摘出し,凍結切片を作製後,2%TTC(2, 3, 5-triphenyltetrazolium chloride)溶液にて37℃で30分間インキュベートし,染色を行った後,脳梗塞体積をImage J softwareを用いて算出した. TTC染色において,脳梗塞体積にMCAO両群間に有意差が認められなかったことから,永久脳梗塞モデルラットの作製に差はなかったことが示された.
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Research Products
(2 results)