2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21390570
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
山田 覚 高知女子大学, 看護学部, 教授 (70322378)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森下 安子 高知女子大学, 看護学部, 教授 (10326449)
谷脇 文子 高知女子大学, 看護学部, 教授 (70382398)
竹崎 久美子 高知女子大学, 看護学部, 教授 (60197283)
高谷 恭子 高知女子大学, 看護学部, 助教 (40508587)
井上 正隆 高知女子大学, 看護学部, 助教 (60405537)
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Keywords | 災害看護 / 災害看護支援ネットワーク / 看護マンパワー / 行政との連携 / 地域支援 / 災害支援ナース |
Research Abstract |
災害看護協力協定が、都道府県と看護協会の間でなかなか締結されない状況を受け、全都道府県および各地元の看護協会を対象として、災害看護協力協定の締結に関し、以下の調査等を行った。 1. 都道府県看護協会と都道府県との災害看護協力状況 看護協会と都道府県との災害看護協力は、会議の参加や防災計画等での登録にとどまり、具体的な活動における協力関係は、十分に築かれているとは言えないことが分かった。 2. 都道府県看護協会と都道府県との災害看護協力協定の内容 看護協会と都道府県との災害看護協力協定は、全国で3割にも満たず、災害支援ナースを有効活用するための環境作りは、未だ不十分であることが分かった。また、効果・効率的な災害看護活動を展開するためには、看護協会と都道府県に加え市町村も協定の対象とすべきであることが示唆された。更に、看護協会の独自の判断による派遣体制を確立し、派遣先にて看護専門職としての意見を述べたり、それを尊重する等の体制づくりも進めるべきであることが指摘された。 3. 災害支援ナースを効果・効率的に派遣するための仕組みの検討 本仕組みの中でどの様な情報を、災害支援ナースおよび派遣機関等で如何に提供し共有すべきか、以下の点で検討した。(1)独自に災害看護活動を開始する場合の、事前に共有すべき情報の内容と共有方法、(2)活動展開中に必要な情報の発信と共有方法
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Research Products
(3 results)