2013 Fiscal Year Annual Research Report
広域における摂食・嚥下ケアの医療安全および質保証のための統合的管理システムの開発
Project/Area Number |
21390579
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
千葉 由美 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10313256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市村 久美子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (00143149)
石田 瞭 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (00327933)
戸原 玄 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (00396954)
平野 浩彦 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 専門副部長 (10271561)
山田 律子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (70285542)
植田 耕一郎 日本大学, 歯学部, 教授 (80313518)
唐帆 健浩 杏林大学, 医学部, 准教授 (90508293)
徳永 友里 横浜市立大学, 医学部, 助教 (10710288)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 摂食・嚥下障害 / 誤嚥性肺炎 / 医療安全 / 統合的管理 |
Research Abstract |
広域における摂食・嚥下障害に関するシステム開発の目的は、誤嚥性肺炎予防のために継続医療として医療スタッフがどのような技術、体制の改善ができるか、そして、病院や施設などの医療福祉提供機関を超えて共通して使用可能な医療スタッフ用の支援ツール作成と継続ケア実践のための具体的方法を見出すことであった。本プロジェクト期間中、全国調査を複数回に分けて実施した。最終年度には、以前に実施した摂食・嚥下障害および誤嚥性肺炎発生率を把握するとともに、病棟対応によって新規肺炎予防にどの程度影響を示すかを分析した。対象は、入院施設のある全病院(救急部、手術部、小児科を除く)であり、調査票を配布し、患者と病棟体制との関係性を精査している。平成23年度に肺炎死亡率の死因の第3位に浮上したことから再度、現状把握した。また、経管栄養、静脈栄養から経口摂取への移行を実現するために、弊害となる課題や実際の取り組みを症例的に探索するとともに、実験的に支援プログラムを作成し、急性期病院において試行し、肺炎の有症状を抑制できるといった成果を得ている。病院体制下での成果が得られることによって、病院に比較し、摂食・嚥下障害あるいは誤嚥性肺炎率のやや高い中間施設、長期療養施設では、実際に支援プログラムを実施した場合、成果は大きいと期待される。本プログラムに包含すべき構成内容は、摂食・嚥下に関する専門的知識と対応法、教育的介入、相談窓口の設置であり、これらの条件を満たすことで効果が得られることを示唆した。また、認定看護師の調査によって典型的看護介入例についても整理した。時間的制限により、継続ケアのためのダイアグラムについては、作業中である。現在もなお、支援プログラムのツール化と検証研究は準備中であるが、次に実施するとしたらランダム化比較研究などの大規模調査が必要であると考える。これまでの成果内容はまとめ公表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] 摂食・嚥下障害に対する軟口蓋挙上装置の有効性2013
Author(s)
植田耕一郎, 向井美惠, 森田学, 菊谷武, 渡邊裕, 戸原玄, 阿部仁子, 中山渕利, 三瓶龍一, 島野嵩也, 岡田猛司, 鰕原賀子, 石山寿子
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Journal Title
日摂食嚥下リハ会誌
Volume: 17
Pages: 13-24
Peer Reviewed
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