2012 Fiscal Year Annual Research Report
乳がん早期発見のための乳房セルフケア促進プログラムの開発と妥当性の検討
Project/Area Number |
21390587
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
鈴木 久美 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (60226503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 直子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (30327978)
小松 浩子 慶應義塾大学, 看護学部, 教授 (60158300)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 乳がん / 早期発見 / セルフケア / 啓発教育 |
Research Abstract |
【目的】乳がん検診受診率・早期発見率の向上をめざし、乳がん検診・自己検診に対する行動変容を促すために、成人女性の乳房セルフケア促進プログラムを乳がん体験者と協働・実施し、プログラムの有効性と妥当性を評価した。【方法】対象は、20歳以上の女性で乳がん既往のない者とした。プログラムは、乳がん検診・自己検診に対する意義の理解および自己検診手技の習得を目標とし、①看護師による乳房セルフケアに関する知識の提供、②乳がん体験者による講話、③看護師と乳がん体験者による乳房セルフチェック指導で構成した。1回90分、15人までとし、実技練習は小グループで行った。データ収集は、乳がん検診・自己検診に関する質問紙を用いて、プログラム参加前と参加後1ヵ月、6ヵ月、1年で測定した。分析は反復測定一元配置分散分析とMcNemar検定を用いた。【結果】対象は53人であり、平均49.4歳(年齢範囲30~75歳)、有職者62.3%、既婚者69.8%であった。乳がんやマンモグラフィ検診、自己検診の認知率は80%以上と高かったが、参加前の定期的なマンモグラフィ検診受診率は40歳以上で17.4%、自己検診実施率は24.5%であった。乳がん検診・自己検診に対する認識は、参加前に比べ参加後1ヵ月、6ヵ月、1年において乳がんへの<罹患性><懸念>、マンモグラフィ検査の<利益><負担>、自己検診の<利益><負担>の項目で有意差が認められなかったが、自己検診の<自己効力感>はいずれの時期においても有意差が認められ(p<0.001)、改善がみられた。検診状況は、参加前に比べ参加後1年で40歳以上の定期的マンモグラフィ検診受診率で有意差がみられ(p=0.031)、17.4%から43.5%に改善した。また、定期的自己検診実施率でも有意差が認められ(p=0.021)、24.5%から51.5%に改善し、プログラムの有効性が示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)