2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21401003
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
春山 成子 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (10267461)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
葛葉 泰久 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (50373220)
宮岡 邦任 三重大学, 教育学部, 教授 (70296234)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ミヤンマー / 環境動態 / 環境変動 / 河川 / 自然災害 |
Research Abstract |
平成21年から23年度までに、ヤンゴン大学との共同研究として、ミヤンマー・イラワジ河流域の中下流地域を対象としてデルタ中央部および西側の3か所の地点において、完新世の自然環境変動のシグナルを得るために、ヤンドン、ヘンサダ、パテンの河川沿いの地形調査を行うとともに、30メートルから15メートルまでのオールコアボーリング調査を行った。これらのオールコアボーリング調査によって得た連続的な試料の堆積学的分析を、平成24年度においても継続しておこなった。さらに、イラワジデルタの高位面にあたるヘンサダ地点においては、イラワジ河の河岸において、乾季の縦断的方向で10メートルにわたる堆積物の採取を連続的におこない、これらの試料の粒度分析、電気伝導度などの分析に加えて、年代測定を行った。イラワジデルタで作成したデルタ地形分類図に照らしあわせて、完新世における長期の自然環境の変動実態のイベントについての分析を加えて、完新世の中期以降における急速な堆積構造の変化を確認した。これらの、イラワジデルタ特有の自然環境変動のシグナルを図表にして取りまとめるとともに、平成25年3月15日に開催された国際地理学会IGUのインド・ロータック地域会議において依頼講演を受け、東南アジアのデルタの氾濫原の形成過程について講演を行った。また、自然環境変動のシグナルをオールコアボーリング地点の各深度においての水質分析を行うことで地下水帯の分布とその形成年代を考察した。 今後、ここで取りまとめた資料を基にして論文作成を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)