2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500099
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
和田 昌昭 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80192821)
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Keywords | アルゴリズム / 可視化 / 画像処理 |
Research Abstract |
DeltaViewerの内部データをOBJ形式でファイル出力できるようにするための作業を開始した.OBJは,頂点座標,法線ベクトル,テクスチャ座標,ポリゴンデータ等を用いて3次元物体形状を記述するためのファイル形式であり,3次元グラフィックス用ソフトで広く用いられている.DeltaViewerで立体構築された物体の3次元データをOBJファイルとして出力できれば,Maya,Lightwave,Shadeを始めとした既存の多くの3Dレンダリングソフトでも利用できるようになりDeltaViewerの応用範囲が格段に増すと考えられる.ただし,OBJ形式では,DeltaViewerで用いている3次元テクスチャがサポートされていないため,データを2次元テクスチャを用いたものに変換する必要がある. また,DeltaViewerに対しては,ビューワとしての機能だけでなく,解析機能を要望するユーザからの声も強いので,体積計測に向けての基礎的な研究を開始した.生物研究において用いられる画像は物体境界の明度変化が緩やかで境界があいまいな場合が多い.そのため計測誤差をどのように考えるべきかという根本的な問題を避けて通ることはできない.そこで,一つの具体的な計測アルゴリズムを提案して実際の生物系画像データに適用した結果をもとに,計測誤差についての基本的な考察を行った. これらの結果については,第18回日本バイオイメージング学会学術集会,および細胞内ロジスティクス班会議においてポスター発表を行い,多くの生物研究者達と討論を行った.
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Research Products
(5 results)