2009 Fiscal Year Annual Research Report
テクスチャ投影による3次元実体モデルへの高度注釈情報表示法の研究
Project/Area Number |
21500115
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
山本 強 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80158287)
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Keywords | 3次元実体モデル / 医用画像処理 / コンピュータグラフィクス / 拡張現実感(AR) / テクスチャ投影 / 3次元位置計測 / ボリュームモデル / 混合現実感(MR) |
Research Abstract |
ラピッドプロトタイピング技術で製作される3次元実体モデルを情報ディスプレイと考え、その3次元形状の表面に投影される注釈情報により高度な情報表現手法を確立することを目指して研究を実施した。単に表面着色をプロジェクションにより行うということではなく、3次元形状と表面情報を分離し、リアルタイムトラッキングにより違和感なく合成することにより、3次元実体としての存在感とリアルな表面情報や注釈情報を共存するための様々な表示手法を研究するものであり、新しい情報表示技術基盤を開発することを目的としている。 具体的には実体モデルに装着する位置計測用センサーのインターフェース作成、実体モデルの位置と姿勢を毎秒30回以上の速度で遅延無く測定する方式を研究した。実装方式として磁気センサー方式とレーザーマーカーによる光学的測定法、赤外線マーカーと赤外線カメラ映像による位置認識法などについて評価研究を行い、赤外マーカー方式が安定度および計測遅延で有利であることが確認できた。投影対象方式としてシースルー型HMDによる注釈オーバーレイ法式、高輝度プロジェクタによる実体投影法式、3Dプロジェクタによる平面上への3D投影などを実験比較した結果、シースルー型よりも高輝度プロジェクタ、3Dプロジェクタによる実体投影方式が利用者へのストレス軽減、応用分野の広がりの面で有利であることがわかった。 次年度以降に向けて,3次元CADデータ、ボリュームデータなどから投影すべき注釈情報を画像生成する手法について研究に着手し、注釈データの獲得方法の検討を行った。
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Research Products
(3 results)