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2010 Fiscal Year Annual Research Report

運動学習における学習方略の変容に関する研究:グループ学習による影響に着目して

Research Project

Project/Area Number 21500550
Research InstitutionFukushima University

Principal Investigator

工藤 孝幾  福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (30113997)

Keywords学習方略 / 自己調整 / メタ認知 / 運動学習 / 文脈干渉効果 / 学習容易性判断 / バドミントン
Research Abstract

平成22年度の研究目的は、(1)平成21年度の実験に引き続き、バドミントンサーブの練習事態において、練習者が自発的に採用する練習順序方略が、従来の文脈干渉効果に関する研究で明らかにされてきた有効な順序方略と一致するのかを明らかにすること、(2)他者の学習行動を観察することによって、学習者が採用する学習方略にどのような変容がもたらされるのかを明らかにすること、(3)日本体育学会、日本スポーツ心理学会において発表し、自己調整による運動学習の可能性について情報交換をすること、の3点であった。
このうち、(1)については、メタ認知レベルでは文脈干渉効果に沿った判断をする傾向があるにもかかわらず、実際の行動レベルでは不適切な方略を選択しているという興味ある結果を得ることができた。この結果をより明確にするため、当初予定していなかった新たな条件(学習者による自己調整の範囲をさらに拡大した条件)を設定して実験を行った。その結果、課題の難易度に応じた練習量の配分という側面に関しても、適切な自己調整がなされていないことが明らかとなった。新たな条件を設定して実験を行ったため、(2)の目的に関しては、十分なデータを取ることができなかった。(3)については、特に上記の結果を中心に研究発表、あるいはシンポジウムで報告し、様々な研究者との情報交換をすることができた。
(2)の目的については、最終年度において実験を行う予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] シンポジウム企画、司会、発表(運動行動における自立と自律:自己調整運動学習の研究を通して)2010

    • Author(s)
      工藤孝幾
    • Organizer
      スポーツ心理学会
    • Place of Presentation
      福山大学
    • Year and Date
      2010-11-21
  • [Presentation] 運動学習における反復練習に関するメタ認知:文脈干渉効果実験を通して2010

    • Author(s)
      工藤孝幾
    • Organizer
      日本体育学会
    • Place of Presentation
      中京大学
    • Year and Date
      2010-09-10

URL: 

Published: 2012-07-19  

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