2010 Fiscal Year Annual Research Report
卓越したスポーツ指導者のコーチング熟達化過程の質的分析による支援プログラム開発
Project/Area Number |
21500577
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
北村 勝朗 東北大学, 大学院・教育情報学研究部, 教授 (50195286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 久美子 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80212744)
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Keywords | 卓越的指導者 / スポーツ / 熟達化過程 / 質的分析 / 支援プログ / 節目 / 指導体験 / キャリアパス |
Research Abstract |
本研究では,スポーツ指導者が指導者として成長していく,指導熟達化の問題について,選手として体験した内容からエキスパート指導者に至るまでの体験内容を詳細に分析することで,スポーツ指導の場における教え学ぶ相互作用の全体を多角的に捉え直すことを目的としている。指導者がいかにしてそれぞれの節目における変容の体験を成長に結び付けていったのか分析することにより,優れた指導に結びつく行動を生起させる指導者の意識過程全体が明らかにされた。具体的には,日本で優れた指導実績を残しているエキスパート指導者4名を対象とし,1対1,深層的,半構造的インタビューにより調査を行った。同時に,調査対象指導者による指導を受けた経験を持つ選手4名を対象とし,選手の視点から捉える指導者の思考・行動について調査を行った。得られたデータは質的データ分析法を通して多角的にコーチング・メンタルモデルとして構築された。分析は,エキスパート指導者の熟達化過程,特に指導者としてのキャリアパスにおける心理的体験に着目して進められた。分析の結果,今年度の段階においては,(1)選手の技能向上とチームのパフォーマンス向上に向けたエキスパート指導者の優れた思考・行動特性の獲得過程の解明とモデル化,および(2)選手に利用可能な指導者熟達支援プログラムの開発・提案を視野に入れたカテゴリーの精査,の作業が行われ,2年目としての作業が進められた。
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Research Products
(5 results)