2011 Fiscal Year Annual Research Report
外国人旅行者を魅了するスポーツ・ツーリズムの観光資源に関する調査研究
Project/Area Number |
21500616
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
二宮 浩彰 同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50284782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 康宏 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (30410864)
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Keywords | スポーツ・ツーリズム / 観光資源 / インバウンド / 訪日外国人 / スキー/スノーボード / ニセコリゾート / スポーツ・ツーリスト / コンジョイント分析 |
Research Abstract |
本研究計画では、北海道のスポーツ・ツーリズム動態を把握した上で、外国人旅行者を魅了するスポーツ・ツーリズムの観光資源を探るための調査研究を実施することが目的であった。北海道におけるスポーツ・ツーリズムの観光資源を目当てに訪日しているヨーロッパ、北米、アジア、オセアニアからのインバウンド外国人旅行者に焦点を当てることにした。北海道ニセコ地域の訪日外国人スポーツ・ツーリストを調査対象として、スキー/スノーボードの参加と経験、技能と知識、用具と投資、ライフスタイルにおける中心性、スキー/スノーボード旅行の選好、ニセコリゾートへの地域愛着、個人属性について、英語/中国語による質問紙調査を実施してデータを収集した。 結果として、外国人スキーヤー&スノーボーダーのスポーツ・ツーリスト行動の実態を明らかにすることができた。とくにスキー/スノーボード旅行をする場合にどういった条件を考慮するのかを探るため、スポーツ・デスティネーション(旅行目的地)に対する選好行動についてコンジョイント分析を行った。 分析の結果、スキーヤー、スノーボーダーともに「雪質」をもっとも重要視し、続いて「ゲレンデでの遭遇」「アフタースキー」「リフト料金」という順に重要視することがわかった。 次に、北海道ニセコ地域において外国人旅行者を対象として現地調査を行った研究成果について検討することにした。ニセコ地域の観光振興を担っているニセコプロモーションボードに対して、外国人スキーヤー&スノーボーダーの専門化、選好行動、地域愛着について分析を行った結果の報告をして、研究成果を現場にフィードバックした。そして、ニセコ地域の現状についての聞き取り調査を行い、外国人スキーヤー&スノーボーダーの来訪動向と現地調査の研究成果との検証を行った。
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Research Products
(6 results)