2009 Fiscal Year Annual Research Report
モバイル端末とホームページを活用した「野外観察データ共有システム」の開発
Project/Area Number |
21500865
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
橋浦 洋志 Ibaraki University, 教育学部, 教授 (60114021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 孝 茨城大学, 教育学部, 准教授 (10272098)
関 友作 茨城大学, 教育学部, 准教授 (50282273)
牧野 泰彦 茨城大学, 教育学部, 教授 (00100983)
中村 直美 茨城大学, 教育学部, 講師 (80110675)
小野 義隆 茨城大学, 教育学部, 教授 (90134163)
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Keywords | 野外観察 / 学区 / 博物館 / 茨城 / ニュージーランド / データベース / 携帯端末 / ホームページ |
Research Abstract |
平成21年度より,本格的に野外観察データ共有システム「学区の中のたからもの-茨城県総博物館化計画-」の運用を開始した。茨城県内における野外観察授業で活用可能な観察地点を,自然科学,地理・歴史,文学の視点から調査し,その結果を専用のホームページに掲載開始した(http//eye.edu.ibaraki.ac.jp/portaldb/)。このデータベース・ホームページは本研究費を活用してジーエスアイ株式会社に委託し,作成したものである。これにより,茨城県における様々な観察地点が整いつつある。特に,水戸市内および北茨城市の五浦付近は多数の観察地点が登録され,小学校・中学校での野外観察授業の際,活用可能となっている。 また平成21年度は,自然情報の一般市民への広報体制が整っているニュージーランド・オークランド市で現地視察を行った。特に,市内に分布する49個の第四紀火山の情報が市民にどのように広報されているか,という点に注目した。その結果,一般に普及しているオークランドのガイドブックおよび高等学校の地理において,かなり詳細な記述があることが判明した。これらの成果は,「地球科学情報の市民への広報に関する事例研究-1:ニュージーランド・オークランドにおける火山情報の広報」というタイトルで,投稿準備中である。また平成22年度は同じニュージーランドの首都ウェリントンにおいて活断層情報の市民への広報について併せて視察を行う予定である。
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Research Products
(2 results)