2009 Fiscal Year Annual Research Report
ESDとISOの統合による教育効果の高い総合的環境教育プログラムの構築
Project/Area Number |
21500867
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
株丹 洋一 Shinshu University, 人文学部, 教授 (10115553)
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Keywords | ESD / ISO / HESD / 国際情報交換 / ドイツ・スイス |
Research Abstract |
本研究の目的は、持続可能な社会を創るための教育(ESD)の理念に国際的な環境規格であるISO14001の手法を取り入れて教育効果の高い環境教育プログラムを構築することである。本年度は、1.信州大学松本キャンパス各学部(人文学部・経済学部・法科大学院・理学部)および全学教育機構のシラバス等を利用して作成した環境教育授業のリストをもとにして、信州大学の環境教育の現状・利点・問題点を確認した。2.国内において先進的なESD活動を展開している岡山大学とヨーロッパの環境教育・環境研究をリードしているドイツのリューネブルク大学の環境教育を訪問調査するための準備的研究を行った。3.夏季休業中の9月、リューネブルク大学を訪問し、マイク・アドムセント准教授の協力を得て、同大学のESDの取り組みについて調査した。同大学訪問で得た資料とアドムセント准教授に対するインタビューによって得られた情報をもとにして、同大学のESDに関する取り組みの研究を開始した。4.同じく夏季休業中の9月、ヨーロッパの環境教育・環境研究をリードしているスイスのチューリッヒ工科大学を訪問し、環境管理責任者ゴッチュ氏の協力を得て、高い教育効果を挙げている同大学のESDの取り組みを翌年詳細に研究するための予備的調査・資料収集を行った。5.11月、岡山大学を訪問し、同大学で開催された「HESDフォーラム2009」に出席し、国外4大学および岡山大学はじめ国内12大学等におけるHESDの情報を収集し、岡山大学等におけるHESDの研究を開始した。
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