Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤澤 正一郎 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (50321500)
英 崇夫 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 名誉教授 (20035637)
外輪 健一郎 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (00336009)
森 篤史 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (10239593)
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Research Abstract |
県内における科学技術教育ネットワーク「サイエンス・エンジニアリングクラブ(T-SEC)」の設立と教育カンファレンスを計画していたが,組織間連携の難題により断念し,各機関の有志によるネットワーク組織の法人化を計画する。 昨年度に導入したレーザー加工機は本学や地域での科学イベントで使用する材料の加工を高速・大量に製作することができ,イベント準備の時間が短縮され,余分の時間を企画に充てることができた。また,導入に伴い,学生の卒業研究などで装置の部品加工に利用され,学生自らが設計,加工,改良などを行い,学生の創造的科学リテラシー向上の一端を担うことができた。また,ある学生は創作玩具をレーザー加工機で制作し,就職活動に活用していた。 地域連携の科学イベント(科学体験フェスティバル,科学の祭典,ファミリーサイエンス教室)では学生からボランティアを募り,ブース運営と参加者への指導を担当させた。学生の事後アンケートには科学コミュニケーション能力の重要性について内省が多くみられた。また,ネットワーク実践拠点として県央の吉野川市鴨島町公民館と連携し「科学工作教室」を4回実施した。この教室で地域の子どもや保護者は科学の楽しさの一端を体得することができた。 8月には鳴門教育大学が主催の高大連携事業に本学から教員2名,学生4名が参加・協力し,市内の高校生を対象に実験講座を実施した。この実施を通し両大学間の連携が一層強化されたと考えられる。 本年3月には,町おこしを兼ねた地元商店街で,徳島大学,鳴門教育大学,四国大学,阿南高専の教員有志と学生,朝日工房,NPO「山の学校」などの民間ボランティアが参集・企画し,独自に科学イベントを開催した。当日は天候不順にもかかわらず500人程の参加者があり,地域住民の科学にたいする興味・関心は高いことが確認できた。 SETNET活動については昨年度と同様にネット上で活動内容の追跡・調査を行った。
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