2010 Fiscal Year Annual Research Report
授業応答システムを活用した効果的な外国語教授法の研究
Project/Area Number |
21500895
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
G・R Maclean 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 講師 (90400613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ELWOOD James 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (00400614)
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Keywords | フィードバック / 配信システム / ポーリング / EFL教授法 / モバイルラーニング学生の認識 |
Research Abstract |
本研究の2年目は、後述する理由により研究調査が一部制限された。共同研究者との話し合いにて研究の分担が効果的であることが確認されたため、今後の研究においても同様に研究を進めていく予定である。H21 C-7-1の報告書に記述されているように、文法と語彙に関するミニ・レクチャーの後に質問形式で調査を行った。質問を配信するためにはPRSユニットが使用された。PRSユニットは多肢選択式問題を提示するものであり、正答選択肢と併せて不自然ではあるが別の条件下で提示された場合には妥当と考えられる錯乱肢を構成する。 PRSユニットが教室の活動に与える影響について明らかにするべく、観察リストを用いてクラスで見られた生徒の活動に関して調査を行った。学生を対象としたインタビューと調査の結果を今年度の研究発表のデータとして発表する予定である。 本研究の実験は44名程度の学生から構成される4つのクラスを対象に行い、残りのクラスは統制群として設定した。 研究の成果については2つの国際会議にて発表を行い、それぞれ学会予稿と発行中の国際誌として採録されている。現在、使用している教育機器に関して、製造会社に起因したソフトウェア上の様々な不具合が生じている。PRSの製造会社が他の会社に買収されたためにソフトウェアのサポートがほとんど受けられなくなっており、その結果として、授業中におけるPRSを用いた多数の調査が失敗に終わっている。そのため、予定していたよりもPRSの使用を慎重に行わなくてはならない状況である。しかし、この件に関しては、文書化して今後の報告書の一部として提出する予定であり、教育機器の使用に関して新しい基準を示すことができると考えている。また、これらの問題に対応して新しい教育機器の購入を行ったため、今年度は予定していた研究計画に関して著しい進捗が期待される。
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Research Products
(3 results)