2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500937
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
吉田 雅章 和歌山大学, 経済学部, 准教授 (20220676)
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Keywords | 授業改善 / ファカルティ・ディベロップメント / 法学教育 |
Research Abstract |
本研究は、学生参加型授業参観プロジェクトが授業改善に極めて有効であることを明らかにするものであり、平成22年度はその中間年度である。第一に、平成22年度に担当した科目に関して、受講生が理解しやすいように工夫・努力し、授業後、受講学生からメールでその成果を評価してもらうことにした。実際に民法の4科目に関する受講学生の意見や感想を収集し、分析・改善した。そして、授業改善に必要な書籍を購入し、授業改善に必要な情報や資料を収集するために国会図書館や他大学の大学教育研究センターなどへ出張した。その結果、モニターをしてくれた当該科目既履修の大学院生から、以前の講義よりも分かり易くなったという評価を得た。第二に、授業改善の成果を受講学生だけでなく、大学教育研究の専門家にチェックしてもらった。そのために、橋本勝氏(岡山大学教授)や倉茂好匡氏(滋賀県立大学教授)に指導・助言をいただいた。その成果としては、法学教育では従来から着目されていない学生からの意見集約を試み、上記アドバイザーより高く評価された。以上の成果は、平成23年3月17日に京都大学で開催された第17回大学教育研究フォーラムにて「授業改善を目的とするFD活動の比較考察」という個人研究発表で公表した。また、同様に、本研究に対する科研費助成の成果として和歌山大学経済学部60周年記念論文集において「法学系科目の授業改善と学生参加型授業参観プロジェクト」という論文を発表した。
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Research Products
(2 results)