2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21510183
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
宮地 泰造 東海大学, 情報教育センター, 教授 (60384921)
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Keywords | パラメトリックスピーカ / 適応型音情報空間 / 深い意味 / 嗜好・注視行動 / 球状音空間 / 注視行動 / 可聴音ビームの細線化 / デジタルサイネージ |
Research Abstract |
各個人の興味の側面や嗜好に合わせた情報を、小さい音空間球という限られた空間に提供するために、パラメトリック・スピーカーの高機能化を、主につぎの3種類について研究開発した。(1)幅の狭い横断歩道など用に、狭ビーム型パラメトリックスピーカーの基本部分を研究開発した。横断歩道3m幅を誘導できる幅の狭いパラメトリック・スピーカーの基本部分の研究試作を行うことができた。また、(2)博物館、美術館、図書館など展示物の前だけに情報提供でき、横への邪魔をしない、かつ、周囲への情報提供が広がらないという性質を有す、パラメトリック・スピーカーの基本部分の研究試作を行った。さらに、(3)自宅の高齢者がTVを見る場合や博物館でのビデオ上映など、対象とする人に対して、至近距離では大音量を発生するが、周囲には騒音を拡大しない、パラメトリック・スピーカーの基本部分の研究試作を行った。(2)、(3)の研究開発においては、反射音を削減するための基本技術を研究開発した。(2)の研究開発においては、複数の音空間球を隣接して生成する基本技術の研究開発を行った。(3)の技術では、至近距離での大音量と臨場感を生成するための基本技術の研究開発を行えた。 実証実験は、(1)国道1号線と県道62号線の交差点、平塚郵便局前の変形交差点、(2)大学校舎のエレベータホール、(3)大学校舎のエレベータホールで行い、それぞれ、基本的に十分な性能を検証することができた。とくに、(1)については、実証実験の警察への提示も行い、有効性を確認してもらうことができた。
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Research Products
(12 results)