2009 Fiscal Year Annual Research Report
デートDV防止への取り組みと「暴力」観に関する日米比較研究
Project/Area Number |
21510293
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Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
千田 有紀 Musashi University, 社会学部, 教授 (70323730)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 祐子 武蔵大学, 社会学部, 准教授 (90282904)
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Keywords | ドメスティックバイオレンス / デートDV / ジェンダー / 男性性 / 暴力 |
Research Abstract |
本研究は、ドメスティックバイオレンス(以下DVと略す)のなかでも、とくに結婚前の(主として)男女間で生起する「デートDV」に焦点をあて、量的・質的な調査を行い、多角的に検討するものである。「デートDV」を暴力として認識することを阻むものを理論的にも検討することを目標としている。 本年度は主として以下の作業を行った。 ・7月末にアメリカのNPO団体Men Can Stop Rapeのボランティアの1人の来日にあわせて東京都内で団体の活動内容についてのインタビューを行い、活動内容とそこでどのような男性性の問題性が課題とされているのかについての紹介を受けた。 ・8月中旬に、米国カリフォルニア州のUC Berkeley校を訪問し、University Health Servicesで学生を対象としたデートDV防止教育プログラムに携わっているAllan Creighton氏、および同大Women's Resources Gender Equity Resource CenterのChristine Ambrosio氏にインタビューを行い、バークレー大学内での学生を対象とするデートDV防止の取り組みについて調査した。 ・8月中旬に、米国カリフォルニア州のStanford大学を訪問し、Vaden Health Center内Health Promotion ServicesのCarole Pertofsky氏にインタビューを行い、スタンフォード大学内でのデートDV防止の取り組みについて調査をした。
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Research Products
(3 results)