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2009 Fiscal Year Annual Research Report

現代日本における南アジア音楽の受容と変容

Research Project

Project/Area Number 21520161
Research InstitutionTokyo College of Music

Principal Investigator

小日向 英俊  Tokyo College of Music, 音楽学部, 非常勤講師 (00399742)

Keywords音楽学 / 南アジア音楽の受容 / ワールドミュージック / 現代日本の音楽文化 / Acculturation / 伝統の変容
Research Abstract

本年度の研究では、戦後日本の南アジア音楽の受容史を整理するため、先行研究の確認、基礎資料の収集、奏演実践・教授活動の調査を行った。
先行研究については数点確認できたが、研究の目的、調査対象規模、調査期間などを考慮すると、体系的なものは存在しないことが確認できた。
日本の音楽制作会社発行物については、現在入手可能なものの一部を収集した。ここでは、古い録音データの再利用状況などが確認できた。また、インド音楽を世界に紹介し、日本にも大きな影響を与えたThe Beatlesについては、多くの視聴覚資料が近年再発行され、これを通じて南アジア音楽への新たな興味が喚起される可能性についても確認した。視聴覚資料による音楽受容については、さらなるデータ収集を継続し、通史的分析が必要となる。
また、戦後における民主音楽協会(民音)の世界音楽の紹介活動に注目し、雑誌『民音』の1965年創刊号~2009年最新号の全記事を分析した。舞踊を含め、多くの南アジア音楽が紹介されたこと、南アジアとの文化交流を行ったことを確認した。その他の奏演記事について、『京都府の文化行事情報』、『中日新聞』(愛知、岐阜、三重版)、『おい街』(福岡)などを対象に調査した。
日本人による南アジア音楽の奏演や教授活動の実例として、東京都、京都市、名古屋市などで取材を行った。各地域在住の音楽家の活動詳細については、調査を継続する予定である。
東京、名古屋、京都を拠点に、音楽家の活動が福岡(北九州市)、北海道などにも広がりを見せていることが確認できた。また南アジア音楽受容に関する音楽文化団体の活動など、基礎史料を収集できた意義は大きい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] The reception of cross-cultural musics in modern Japan and the role of Min-On : With a focus on South Asian musics2009

    • Author(s)
      小日向英俊
    • Journal Title

      国立音楽大学研究紀要 44

      Pages: 93-103

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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