2009 Fiscal Year Annual Research Report
文学テキスト活用による中世・近世の大衆的図像の解読研究
Project/Area Number |
21520207
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
林 雅彦 Meiji University, 法学部, 教授 (30139448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
腮尾 尚子 広島修道大学, 人文学部, 教授 (20341183)
西岡 亜紀 お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 研究員 (70456276)
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Keywords | 近世文学 / 近代文学 / 東アジア / ヨーロッパ |
Research Abstract |
平成21年度は、林・腮尾・西岡の研究チーム3名がそれぞれ自分の担当する分野の調査研究を個々に進めるのと並行し、明治大学に会して「国際図像解読研究会」を4回開催する等、活発に活動したといえる。その「国際図像解読研究会」では、研究チーム3名以外の研究者にも協力を依頼し、民俗学・服飾美学等、様々な専攻分野・立場から切り込んだ、大変バラエティー豊かな図像解読の研究発表が実現できた。その4回の具体的な発表題目は、発表順にそれぞれ、「人生の階段図解読」(西岡亜紀・8月)、「饅頭食いと子授け祈願」(川越仁恵・10月)、「ことわざと地口行灯」(山口政信・2月)、「服飾の文様を読む」(小池三枝・3月)であった。それら「国際図像解読研究会」の現場では、年度初めに購入しておいたプロジェクター内蔵書画カメラとポータブルスクリーンを、研究発表にも質疑応答にも、十分に活用することが出来た。尚、本研究では、平成23年度(3年目)に、それまでの研究の成果を「企画展示」という形で公表し、研究者のみならず一般の人々にもアピールするという計画になっている。平成21年度中には、その「企画展示」を行う場所をどこにするかを検討し、明治大学の付属博物館の企画展示室を下見して、「仮予約」を入れることができた。(「本予約」は展示の1年前にならないと出来ない規則になっているため、平成22年度に入ってから改めて「本予約」を入れる予定である。)平成21年度前半の段階で早々に決断して「仮予約」を入れたことにより、展示室の規模が決定したわけなので、どの位のサイズ・数量の展示用資料を収集・用意したらいいのか、具体的なイメージを持つことが可能になった。このように平成21年度は、2年目・3年目の活動も見据えながら能率よく活動できたものとして評価することができる。
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Research Products
(9 results)