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2009 Fiscal Year Annual Research Report

『経国集』の総合的・領域横断的研究。

Research Project

Project/Area Number 21520209
Research InstitutionWako University

Principal Investigator

津田 博幸  Wako University, 表現学部, 教授 (80318708)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 信一  白百合女子大学, 文学部, 教授 (20255938)
遠藤 慶太  皇學館大學, 史料編纂所, 専任講師 (90410927)
Keywords国文学 / 古代 / 漢文学 / 思想史 / 日中比較
Research Abstract

『経国集』対策の注釈作業のための研究会を平成21年4月から平成22年3月の間に計17回開催した。一人一首の対策を担当し、底本翻刻・校異・本文整定・書き下し文作成・(典拠に基づく)語釈・現代語訳により構成した原稿を作成し、その原稿に対して、複数のコメンテーターと研究会参加者(研究分担者・連携研究者・研究協力者)全員が批評し、討議する。そのような研究会によって、今年度は計14首の対策の注釈原稿の検討を行なった(長文の対策の場合、一首の検討に二回の研究会を要した)。それぞれの担当者は、研究会での討議を受け、完成原稿作成を継続中である。
継続的に研究会を開催し対策を読むことで、その形式美のおもしろさ(文学性)、漢籍の読みかえによる新たな表現・思想の創出(東アジア漢文世界における間テキスト性)、儒教・仏教・道教を横断する思想的幅広さなどの多様な問題が明らかになりつつある。
並行して、各地の図書館等に所蔵されている『経国集』諸本の写真版を収集し、コピーを研究分担者・連携研究者・研究協力者に配布した。主たる写本・版本49種の内、平成21年度は32種を収集・配布した。
研究会のための小型パソコンを購入し、『四部叢刊』『四庫全書』等の漢籍の電子テキスト版をインストールし、典拠の調査に便利な環境を整えた。
平成21年度は以上のような基礎作業の充実に努めたため、学会での口頭発表・論文発表等はなされなかった。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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