2011 Fiscal Year Annual Research Report
ポストコロニアル的観点から考察した日英文学図像にみるオリエント表象の分化と変容
Project/Area Number |
21520270
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Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
千森 幹子 山梨県立大学, 国際政策学部, 教授 (20236821)
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Keywords | 比較研究 / 外国文学 / 美術史 / 文化研究 / イラスト / オリエント / ポストコロニアル |
Research Abstract |
本研究は、ポストコロニアル的観点から、19世紀から20世紀英国で出版された文学作品挿絵における、日本中国中東にいたるオリエント表象の分化と変遷を、政治(帝国主義と植民地主義政策)社会(オリエント諸国への西洋観)および、文化(ジャポニズムに代表される美術様式や万博などにみられる西洋の東洋文化理解)を通じて検証する学際研究であるとともに、そのアジア表象と20世紀日本版西洋文学挿絵の関連影響を検証する日英比較研究である。 1.海外調査:ケンブリッジ大学図書館等の大学図書館及びアーカイブでの調査研究・資料収集 (1)20世紀までの英国版挿絵本を調査。文学作品に描かれたオリエント図像の中でアンデルセンやオリエント表象の見られる英国版挿絵本調査、図像資料調査、複写、収集。 (2)美術・工芸・万博などに関わるジャポニズム、オリエンタリズムに関わる研究調査、画像複写 2.国内調査:国立民俗学博物館などでの研究・資料収集 英国版『アラビアンナイト』挿絵本を中心に 3.連携研究者との研究:ケンブリッジ大学Gillian Beer教授・イースト・アングリア大学Clive Scott教授と協議(夏季) 4.平成22年度に収集した画像資料のスキャン 5.成果発表論文「(仮題)英版『アラジン』画像に見るオリエントイメージの混在と融合-日本表象を中心として」『世界文学総合目録』ナダ出版センター、2012年予定
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Research Products
(1 results)