2010 Fiscal Year Annual Research Report
新聞報道における情報構築の視点‐批判的談話分析から見た日韓文化交流
Project/Area Number |
21520451
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
金 慶珠 東海大学, 教養学部, 准教授 (60349420)
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Keywords | 批判的談話分析 / 新聞報道 / 日韓文化交流 |
Research Abstract |
本研究は、「日本と韓国の文化交流」を伝える両国の新聞記事を批判的談話分析(CDA : Critical Discourse Analysis)の観点から比較対照するものである。具体的には、日韓間の文化交流に関連する「両国新聞の報道記事・社説(論説)・コラム」を資料とし、両国メディアの相手国文化に対する認識がどのような「言語的手段」および「社会的イデオロギー」を通じて発信されてきたのかを明らかにすることを目的としている。そのため、昨年度に行った(1)先行研究の整理および本研究における分析枠の調整・構築、(2)分析の対象となる日韓両国の報道資料の検索・収集を継続する一方で、(1)における分析枠を実際の新聞記事分析に適用するなどの実験的研究を行った。日本のみならず韓国にも赴き、従来の分析枠の整理、専門家からの意見聴取を行った。これらの作業を通じて、本研究の主な分析対象である「1990年代から現在に至るまでのグローバル化の時期(第3期)」の資料を拡充させた。 また、これまでの日本社会における韓国文化の導入口として活用されてきた「朝鮮・韓国語教育」の実態について調査し、特に高等教育における現状と課題について論文としてまとめ、発表した(立命館大学コリア研究センター)。さらに、世論調査の解釈の在り方に関する研究の一環として(韓国)ソウル大学校・日本学研究所において「民主党と世論-内閣支持率変動の要因と類型」に関する発表を行った。その内容においては新聞報道の在り方が輿論の形成にどのような影響を及ぼすのかを中心に考察した。
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Research Products
(2 results)