2009 Fiscal Year Annual Research Report
リスニング指導において導入としてライティングの宿題を課した場合の有効性
Project/Area Number |
21520585
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
小栗 裕子 The University of Shiga Prefecture, 国際教育センター, 准教授 (80224195)
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Keywords | リスニング / ライティング / 宿題 / 指導 |
Research Abstract |
本研究は、英語のリスニング指導にライティングを導入することにより、受信力のみならず発信力をも同時に育成する指導法の開発を目指すものである。リスニングの指導はリスニングのみを教えることが多いが、それでは語彙力や文法力などの総合力養成は十分とはいえない。しかし、リスニングの授業中に文法などを指導することは、時間的にあまり効果的とはいえない。それゆえ、プリ・リスニング活動のひとつとしてこれから聞く教材の内容に関するライティングの宿題を課すことにより、その不足を補おうとする研究である。 毎回宿題を課すことによって、学生は少なくとも自分で英文を考え、身近なことを表現する発信力がついてくる。この宿題はこれから授業で聞く内容に対する質問に英語で答えるので、スキーマの活性化にもつながる。宿題の効果については、1年に4回程自由作文を行って評価することによって、より正確に問題点や評価できる点を把握することが可能である。学生には最初の授業中に抜き打ちで作文のテストをするので、毎回の宿題に力を注ぐように伝えてある。 この宿題を毎回課すことの一番の問題点はフィードバックである。学生は教員がしっかりと読んでくれると思うと時間を費やし、一生懸命書いてくる。しかし、教員側にすればこれが大変な負担になる。そこで、あまり時間をかけないでフィードバックする方法が必要になってくる。昨年の分析結果より、一度書いた自分の英文を必ず見直すように指導している。そして、特にどこに気をつけて推敲をしたら良いのかを、宿題を返却する時に具体例を挙げながら指導するに至っている。
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Research Products
(2 results)