2009 Fiscal Year Annual Research Report
学習者のPredictabilityを利用したCAI英語教材開発
Project/Area Number |
21520626
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Research Institution | Nara National College of Technology |
Principal Investigator |
金澤 直志 Nara National College of Technology, 一般教科, 准教授 (20311061)
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Keywords | 第二言語習得 / 英語教育 / Predictable Input / Output / Learners' Predictability / ITC / CAI / TOEICスコア アップ / Newton TLT |
Research Abstract |
本研究の目的は、このPredictable Input/Outputの概念に基づく英語教育プログラムをコンピュータのオンライン上に開発し、その有効性を実証することです。英語教育プログラムをオンライン化することで、家庭学習が容易となり、教育現場が抱える「学生の学力差」を少しでも埋めていきたい。 平成21年度から23年度までの目標は、本研究の有効性を納得させ得るだけの材料をコンピュータ上に作り出すことである。具体的には、いままで研究を行ってきたPredictable Input/Outputに基づく英語教育教材をコンピュータ上に開発し、それを授業および家庭で実践することである。これにより、学生が日々英語に触れる時間がコンピュータ上に残り、学内で行われるTOEIC-IPテストを基準に具体的な英語力の効果検証を測る。 平成21年度はTOEIC対策を授業に取り入れ、英語授業は活気付いていた。既存のCAI教材導入により、授業では個人指導が難しかったListeningとReading、さらに単語指導に関して、学生はゲーム感覚で英語に触れながら(体験的に)量的なものを体得することができた。これはTOEICスコアにも現れ、1年間の経年変化では平均33.9ポイント(n=185)の上昇、特に5ポイント以上上昇した130名の平均スコアは62.0ポイント上昇した。 これにより、材料が整い、教材を作成しWeb化することができた。平成22年度から「英語脳の創り方」というWeb教材のパイロット版が利用されることとなった。平成22年度、平成23年度にわたって、この教材の利用により「学生の学力差」を埋めることができるのかを実証していく。
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Research Products
(7 results)