2009 Fiscal Year Annual Research Report
公立学校インターナショナルクラス展開に伴うプレ・コア連動型英語教育モデルの開発
Project/Area Number |
21520644
|
Research Institution | Chukyo Women's University |
Principal Investigator |
山下 巌 Chukyo Women's University, 人文学部, 准教授 (70442233)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前野 博 至学館大学, 人文学部, 助教 (00369597)
淺間 正通 静岡大学, 情報学部, 教授 (60262797)
|
Keywords | 英語教育 / 多国籍生徒 / ムードル / 予備教育 / バーチャル / 国際補助語 |
Research Abstract |
研究初年度となる本年度は、「ヴァーチャルフォーラム」(プレ部分)と教室内における対面授業(コア部分)との有機的連携を模索することが最優先課題であった。まず、プレ部分の研究推進に関しては、山下と前野が「中京女子大ムードル」上に本研究用サイトを新たに設置し、コア部分で扱った英単語やイディオムの理解確認問題を学生のPCと携帯に配信したところ、学生から好反応を得た。その後、学生のムードルインターフェイスへの親和性が十分に高まった頃を見計らい、3人を単位とする英語プレゼンテーションを課し、その準備のための情報交換をフォーラム機能を利用して各グループ内で行わせ、そのインタラクションの内容を分析した。また、コア部分においては、山下と淺間がそれぞれの本務校において、学生からできるだけ多くの発話を引き出すために、GDMに発見学習(heuristic learning)を組み合わせた展開を試みた。その過程で、淺間による授業リフレクション等を実施し、学生の積極的参加を促す授業運営方法を模索した。さらに教材内容に対応した「タスク必須言語(task-essential language)」に焦点を当てた収束型タスク活動中心の授業展開を導入し、学生間における意味交渉を多く生み出すよう配慮した。ここまでの研究経過は、7月11日愛知淑徳大学で行われた日本時事英語学会中部支部定例会で山下が研究発表するに至った。さらに本年度は、山下が9月下旬に英国バーミンガム大学のEnglish for International Students Unitを訪問し多国籍環境下における英語教育実践例及びEIAL(国際補助語としての英語)に関する理論面でのレビューを仰いだ。また、フィンランドのビヒティ市にあるクオッパヌンミ総合学校を訪問し、授業を参観すると同時に同校の英語担当教員とICTの教育活用に関して意見交換を行った。
|
Research Products
(9 results)