Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
草光 俊雄 放送大学, 教養学部, 教授 (90225136)
新井 潤美 中央大学, 法学部, 教授 (70222726)
大橋 里見 專修大学, 文学部, 非常勤講師 (40535598)
菅 靖子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (20312910)
大石 和欣 名古屋大学, 文学部, 准教授 (50348380)
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Research Abstract |
平成21年度は,経済史・歴史学・文学の学際的領域における,経済成長とそれに伴う消費文化の変化についての研究を確認し,それぞれテーマを分担し適宜に検証と批判を行った.すでに,平成20牢3月に立ち上げた消費文化史研究会にて課題報告を済ませていた,草光(研究分担者),大石(研究分担者),新井(研究分担者),眞嶋(研究代表者)は,それぞれ1冊,合計四冊の単行本の執筆にとりかかり,平成21年4月からは新たに菅(研究分担者),大橋(研究分担者),新(研究協力者),田中(研究協力者)が課題報告をおこなった。菅(研究分担者)は「論題:<緑>の消費文化史--室内緑化とモダニティ」を報告し,大橋(研究分担者)は「論題:オークション・マニアの時代-18世紀イギリス消費文化の一側面オークション」,新(研究協力者)が「論題:愚かな投資家?-イギリス国営富くじと投資における教養」,田中(研究協力者)は「論題:効率的消費の誕生-個人主義と合理主義の消費文化史」を報告して,当研究グループ内8名の課題報告を一巡させた。平成21年度の締めくくりは、単行本原稿を読み合わせと詳細にわたる検証を目論見,草光(研究分担者)による執筆報告が行われた。さらに,富山氏(連携研究者)の報告「論題:<消費>の境界線-近代イギリスにおける「公共圏」と「暴動」の系譜学」に,コメンテーターとしては見市氏(連携研究者)を迎えて,活発な議論が交わされた。また,平成21年9月には,東洋大学で開催された社会経済史学会に,当研究グループから草光(研究分担者)の司会の下,新井(研究分担者),新(研究協力者),田中(研究協力者),眞嶋(研究代表者)の4名がパネル報告に参加し,研究成果の一般公開に努めた。パネル報告で提示された諸課題は,さらにそれぞれ独立した論文として執筆,学会誌「社会経済史学」へ投稿され,現在査読中である。
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