2010 Fiscal Year Annual Research Report
アーサー・コンドルセ・オコナーの政治経済思想:アイルランド・ブリテン・フランス
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21530188
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| Research Institution | Hosei University |
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Principal Investigator |
後藤 浩子 法政大学, 経済学部, 教授 (40328901)
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| Keywords | アイルランド / 啓蒙 / 社会思想史 |
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| Research Abstract |
本年度は、オコナー並びにオコナー関連の手稿の閲覧とトランスクリプションを行なった。
8月から3月までの間、オコナーの手稿の所有者の一人であるD'Aboville夫人のスケジュールに合わせて閲覧できる時間を調整しながら、フランスのロワール県Le Bignon Mirabeauにあるかつてオコナーが居住した館に通い、オコナーの草稿、手紙類のトランスクリプションを行なった。所有権の問題があり、コピーを取ることが許可されない状況で正確に手稿を正確に読むのにかなり時間を要した。Chateau du BignonにあるO'Connor手稿は、《Memoirs》と書簡に分けられる。《Memoirs》の手稿は4つのFolioに分かれていて、各Folioのページ数はFolio1-pp.16、Folio2-pp.81、Folio3-PP.235、Folio4-PP.132、Folio5-pp.362である。現在Folio3まで完了した。
また、オコナー関連の手稿閲覧としては、OxfordのBodleian LibraryのマニュスクリプトMS.Eng.1ett.c.66(Letters from Burdett in Ireland),MS.Eng.lett..d.97(Correspondence mainly of Burdett),MS.Eng.ett.d.c.64,c.65,c.61のファイルを閲覧した。0'Connorの同盟者であるF.Burdettと、Lord Cloncurry,そしてJeremy Benthamとの関係の存在が書簡によって明らかになったのは大きな収穫だった。
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