2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21530377
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
石岡 賢 福島大学, 共生システム理工学類, 准教授 (70326734)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | イノベーション / テクノロジーマネジメント / マーケティング / マーケティング戦略 / 新製品 / 経営戦略 / 製品戦略 / 製品開発 |
Research Abstract |
持続可能性に向けたマネジメントを行う上で、重要なことは市場状況を観察し、それらへ的確に対応することである。本研究では、特に製品開発マネジメントに焦点を当てて持続可能性を検討している。主な目的として、具体的なマネジメント手法の提示を行う。 これまで、21年度にはマネジメントモデルとそれらに含まれるファクターの見直しを行い提示した。ここでのマネジメントモデルは、テクノロジー、サービス、バリューの3つのファクターによって構成されている。平成22年度では、それらについて再検討し、より概念的なモデルを構築した。結果として、製品イノベーション、製品ベネフィット、経済的ベネフィットという3つのファクターを適用している。 ここまでの研究では、製品開発を取りまく市場状況について分析・検討を行ってきたが、持続可能性の観点からすると、より広い視野でのマネジメントが持続可能な製品開発には必要であることが考えられる。この状況から、23年度では、製品開発のみの視点から、やや広めに視野を拡大し、企業全体のマネジメントレベルまでの検討を行った。つまり、市場環境の変化を取り入れたマネジメント手法を検討した。 24年度では、市場環境を具体的に取り扱うためのコンセプトを検討した。価格、製品、サービス、競争といった持続可能性に向けた基本項目を可能とするための要素を強固なものとするためには、経営資源の再認識が必要であり、それらは市場環境と連動することを示している。しかしながら、これまでの市場環境分類である、外部と内部の2分類では複雑化する市場への対応は困難であるため、本研究では、中間環境という項目を検討して追加した。 この、中間環境に着目してマネジメントを行うことによって、より綿密な製品開発が可能となり、この状態によって持続可能性を生み出すことが可能になる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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