2011 Fiscal Year Annual Research Report
新興国自動車メーカーのグローバルマーケティングに関する総合的研究
Project/Area Number |
21530446
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Research Institution | Graduate Institute for Entrepreneurial Studies |
Principal Investigator |
富山 栄子 事業創造大学院大学, 事業創造研究科, 教授 (40449426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩地 洋 京都大学, 経済学研究科, 教授 (60215944)
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Keywords | 自動車メーカー / 新興国 / マーケティング / 現代自動車 / ロシア / インド / 中国 / ボリュームゾーン |
Research Abstract |
当初の研究実施計画に基づいて,以下の実績をおさめた。第一に,昨年に引き続き、中国、韓国、インド、日本で、新興国自動車メーカー(とりわけ現代自動車)のマーケティングと自動車流通業態の実態調査と資料収集を行った。韓国調査ではトヨタ韓国、ホンダ韓国、一汽トヨタ4S店、現代モービス、現代経済研究所、現代自動車は、韓国デンソーほか、中国調査では、北京現代本社、北京現代工場、マツダ中国、ホンダ中国、一汽トヨタ販売、北京現代本社、北京アジア村交易市場現代自動車ディーラー調査、トヨタ、ホンダ、デンソー、インド調査ではインド日産、日産ディーラー、現代ディーラー、Honda Siel Cars India(HSCI)工場、デンソー、東京火災海上、JETRO、インフォブリッジ、トヨタ・キルロスカル ディストリビューター、トヨタディーラー、トヨタ・キルロスカル工場、豊田通商テクノパーク,スチールセンター,物流倉庫,完成車輸送での調査を行った。 また、日本では自動車メーカー8(トヨタ、ホンダ、三菱自動車)やAKカーニー等で集中的なインタビュー調査を行い、データを収集した。その結果、日韓自動車メーカーの競争優位の源泉とマーケティング戦略の豊富な基礎資料を収集することができた。これらのデータをもとに、日本商業学会、多国籍企業学会、比較経済体制学会で、現代自動車の新興国を中心としたグローバルマーケティング戦略、ロシア市場でいかにボリュームゾーンへ接近したのかのマーケティング戦略の分析、インド、中国、ロシアへの参入戦略を比較したBRICs参入戦略について発表した。これらの調査から、先進国自動車メーカーと新興国自動車メーカーのマーケティング戦略の差異性と同質性、現代自動車の新興国市場におけるマーケティング移転の差異性と同質性、そのグローバルマーケティングの特徴、新興国市場でのマーケティング知識の他市場への移転、いかに非消費者に立ち向かいどのように販売したのかという現代自動車の流通チャネル戦略、現代自動shあの新興国市場参入方法と市場拡張等について明らかにすることができた。
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