2010 Fiscal Year Annual Research Report
マンガ制作プロセスの促進要因に関する日仏比較研究~作家・編集者の関係を中心に~
Project/Area Number |
21530447
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
川又 啓子 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (00306854)
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Keywords | 製品開発 / コンテンツ / マンガ / 出版 / 信頼 |
Research Abstract |
本研究課題は、「編集者」をマンガ制作プロセスの創作サイクルにおける制約・促進要因として、作家・編集者の関係がどのような影響を与えるのかについて検討することを目的としており、1. 日本のマンガ制作プロセスの研究(平成21年度)、2. フランスのバンド・デシネ制作プロセスの研究(平成22年度から23年度前半)、3. 比較検討(平成23年度後半)の3つから構成されている。 平成22年度には、これまでの中間報告として、ヨーロッパ社会学会にて、創造活動の基盤としての信頼の果たす役割について、日本の著名マンガ家(浦沢直樹)と独立系編集者(長崎尚士)の事例研究を発表した。(ESA Research Network Sociology of Culture Midterm Conference : Culture and the Making of Worlds, October 2010 : Role of Trust in the Dyadic Relationship between the Author and the Editor in the Creation of Japanese Manga(本論文のSSRN : Social Science Research Networkにおける実績(平成22年10月以降)は、35 TOTAL DOWNLOADS/35 DOWNLOADS IN THE LAST 12 MONTHS/550TOTAL ABSTRACT VIEWSとのことである。) また、日本とフランスの両国において、マンガ出版社・編集者へのインタビュー調査を実施することができたことも、次年度への準備として大きな成果であった。
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Research Products
(4 results)