2009 Fiscal Year Annual Research Report
ローカル・フードシステム」の社会的意義の実証研究-社会関係と社会的公正をめぐって
Project/Area Number |
21530550
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Research Institution | Shukutoku University |
Principal Investigator |
桝潟 俊子 Shukutoku University, 総合福祉学部, 教授 (00255150)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野崎 賢也 愛媛大学, 地域創成研究センター, 准教授 (00346660)
松村 正治 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (90409813)
佐藤 亮子 愛媛大学, 地域創成研究センター, 准教授 (50554341)
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Keywords | ローカル・フードシステム / 社会関係 / 社会的公正 / 社会的意義 / オーガニック・ムーブメント / ローカル・フードムーブメント / ファーマーズ・マーケット |
Research Abstract |
平成21年度は、欧米のフードシステムについての社会面での議論を整理し、ローカル・フードシステムをめぐる社会的意義の評価内容を明らかにし、内外の地域における予備的な調査に基づき、環境社会学的な立場から、ローカル・フードシステムの評価に社会的な視点・論点を導入することを目指した。 具体的には、研究会を4回開催し、欧米のフードシステムを対象とした研究の動向や社会面の論点について文献資料等で確認し、視点・論点の有効性を検討した。併せて、フランスにおいて2000年以降急速な広がりをみせているローカル・フードムーブメント(AMAP)および埼玉県小川町のオーガニック・ムーブメントについて、現地の動向に精通した研究者からヒヤリングを行った。海外調査については、研究代表者の桝潟が、2009年11月に、フランスのローヌアルプ州における有機農業政策やローカル・フードムーブメントの動向について現地で情報収集を行った。また、研究分担者の佐藤は、2009年9月に米国ニューオリンズ市を活動の拠点とするファーマーズマーケット・ドット。オーグというNPOへのヒヤリングおよび近隣のマーケット調査を実施した。国内各地の事例については、情報収集や予備的な現地調査を分担して実施し、調査手法を検討するとともに、調査地域の絞り込みを行った。
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Research Products
(8 results)