2011 Fiscal Year Annual Research Report
ローカル・フードシステムの社会的意義の実証研究ー社会関係と社会的公正をめぐって
Project/Area Number |
21530550
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Research Institution | Shukutoku University |
Principal Investigator |
桝潟 俊子 淑徳大学, コミュニティ政策学部, 教授 (00255150)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野崎 賢也 愛媛大学, 地域創成研究センター, 准教授 (00346660)
松村 正治 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (90409813)
佐藤 亮子 愛媛大学, 地域創成研究センター, 准教授 (50554341)
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Keywords | ローカル・フードシステム / 社会関係 / 社会的公正 / 社会的意義 / オーガニック・ムーブメント / ローカル・フードムーブメント / ファーマーズ・マーケット / コミュニティ再生 |
Research Abstract |
本研究の最終年度にあたる今年度は、これまでに実施した内外の現地調査および収集した文献・データ等の整理・分析を行い、公刊を目指して研究成果のとりまとめを行った。 そのために、研究会を4回開催(2011年6月27日、9月13日、2012年1月8日、3月6日)し、内外で広がりをみせているローカル・フードシステムの意義を再評価し、再構築しようとする取り組みやローカル・フードムーブメントの動向をまとめる視点とキィーとなる概念の検討、および研究課題の明確化を行った。具体的な研究課題として、欧米諸国における食と農をめぐる社会関係と社会的公正の議論の把握、ローカル・フードシステムの概念整理と社会的意義の検討、欧米におけるローカル・フードムーブメントの動向、日本における有機農業とローカル・フードムーブメント、ファーマーズ・マーケットとローカル・フードシステム、食と農がつなぐコミュニティ/地域環境を食べる市民運動、フランス版産消提携・AMAPとコミュニティ再生、災害とローカル・フードシステムなどに取り組み、成果をとりまとめている。 また、フランスのパリ市内やイル・ドゥ・フランスのAMAP(農民農業を支える会)、およびフランス政府が「経費のかからない持続的発展」として重視しはじめた「circuit court(短い流通)」とその背景について、2012年3月に研究代表者・桝潟俊子と研究協力者・榊田みどりが現地で補足調査を実施した。
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Research Products
(6 results)