2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21530574
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
李 洙任 龍谷大学, 経営学部, 教授 (40288634)
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Keywords | 移民政策 / 帰化制度 / 外国人施策 / 国籍取得 / マイノリティー |
Research Abstract |
1、2011年6月3日 100通のアンケート送付 (1)前年度に行った行政書士への調査結果から、プレ調査として100通のアンケートを送付した。 2008年1月4日~2009年11月24日までの官報に記載されている、帰化許可者の中から無作為に100名をピックアップし、アンケート送付の依頼書(1枚)、アンケート(4枚)を郵送した。返信期限は2011年8月31日とし、返信用封筒には料金受取人払い「後納」サービスを利用した。 (2)調査結果 ・「宛名不完全」「受取人の居住が確認されない」や「宛所に尋ね当たらない」として戻ってきた数……28通 ・回答あり……10通(論文送付希望が多く、研究の意義を認める意見が多数みられた) ・問い合わせ……1件 (3)まとめ 回収率は10%だったが、回答から明らかになった情報は貴重と判断した。 2、2011年8月27日 1,000通のアンケート送付 (1)1のプレ調査の結果を見て、1,000通のアンケート本調査を実施した。 2011年3月1日~2011年6月23日までの官報に記載されている帰化許可者の中から無作為に1,000名をピックアップし、アンケート送付の依頼書(1枚)、アンケート(4枚)を郵送した。返信期限は2011年10月30日とし、返信用封筒には料金受取人払い「後納」サービスを利用した。 (2)調査結果 ・「宛名不完全」「受取人の居住が確認されない」や「宛所に尋ね当たらない」として戻ってきた数…171通 ・回答あり……148通(論文送付希望が多く、回答者の住所氏名が記載されているものが多数みられた) ・問い合わせ……2件 (3)まとめ 回収率は15%であるが、そのコメントからは帰化申請者の意識の変化が顕著に見られた。背景には韓国の経済力が増したことや昨今の韓流ブームが影響している。帰化申請者の国民国家にとらわれることのない、「権利要求」としての国籍取得へと意識が変化していることがわかった。
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Research Products
(13 results)