2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21540125
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉田 伸生 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (40240303)
|
Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | ランダム環境 / 確率成長 / 相転移 |
Research Abstract |
以下の事柄について検証を進めた:(a1)空間が 1次元, または 2次元なら全ての非自なパラメーター領域(例えば 0,1 以外の全ての人口密度)で、総人口 の増大は,その平均値に比べ真に遅い(非正規成長)更にこの収束の速さが指数的である(Lyapunov 指数の正値性).(a2)空間が 1次元, または 2次元なら全ての非自明なパラメーター領域で局在観測される。すなわち、人口は均等に拡散するのではなく特定の狭い領域に密集する(b1)空間が 3次元以上の場合, パラメーターに応じて人口増大の速さに関する相転移がる. 例えば一定以上の人口密度を仮定すると, 確率正で正規成長である. 一方, 一定以下の人口密度では低次元の場合と同様に非正規成長する.(b2)空間が 3次元以上の合, パラメーターに応じて局在/拡散の相転移が起る. 例えば一定以上の人口密度を仮定すると人口の拡は均等である--より数学的には,人口の分布に関する中心極限定理が成立する。 一方, 一定以下の人口密度では低次元の場合と同様な局在が発生する.一方,研究対象をランダムな外力項を含む流体方程式にも広げた.ランダムな外力項を含む流体方程式としてSNSが近年盛んに研究されている.SNSはニュートン流体を記述するが,この期間内の研究でSNS に対する解の存在・一意性定理を非ニュートン流体(shear thickening, shear thinning)まで含む枠組みに拡張した.
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|