2009 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロ波ミリ波帯波動情報直接処理による簡易送受信アンテナモジュールの研究
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21560404
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| Research Institution | Saga University |
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Principal Investigator |
相川 正義 Saga University, 理工学部, 教授 (20295025)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 高行 佐賀大学, 理工学部, 講師 (60207107)
西山 英輔 佐賀大学, 理工学部, 助教 (30295026)
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| Keywords | マイクロ波 / ミリ波 / 平面アレーアンテナ / 直交偏波 / Push-Push発振器 |
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| Research Abstract |
ユビキタス社会の多様なワイヤレス技術に対応するための簡易なマイクロ波ミリ波帯送受信機能モジュール技術の開拓を目的とした検討を以下の様に進めた。送受信モジュールのコアとなる高周波発振器については、マイクロ波一体複合化の技術コンセプトに基づいた第4次～8次の高調波Push-Push発振器について、特に高次の発振技術の開拓を目指した。その結果、X帯HEMTとマイクロストリップリング共振器で構成したV帯第8次高調波Push-Push発振器を世界に先駆けて実現した。
これと並行して、RF帯PSK変調器ならびにRF位相同期検波機能を有する直交偏波共用アレーアンテナについても、同じくマイクロ波一体複合化の基本コンセプトに基づいて基礎検討を進めた。その中で送受信モジュール簡易化のポイントとなるRF直接PSK変調器については、一重平衡型構成を採用してK帯での検討を行い、BPSK変調の基本機能を実験によって実証した。直交偏波励振アレーアンテナについては、その構成法と設計試作検討を進めて2層構造および一層構造の特性確認を行うと共に、RFスイッチング回と併せて、直交偏波切換え機能アレーアンテナの実現性を実証した。さらには、π/2ハイブリッド回路の検討と併せて、直交円偏波共用アレーアンテナ、直交円偏波切換え機能アレーアンテナ等の実現に向けて、それぞれの基本動作を検証して次年度における機能高度化アレーアンテナの検討に備えた。さらに、直交偏波励振アレーアンテナで構成した偏波検出機能や送受信号乗算機能、あるいはレクテナ機能を実現する構成法の基礎検討を進あて、次年度の研究に備えた。
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