2010 Fiscal Year Annual Research Report
団地建替えに伴う団地資源の継承と周辺居住地再生の総合的研究
Project/Area Number |
21560650
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
糸長 浩司 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (10184706)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤岡 泰寛 横浜国立大学, 工学研究院, 准教授 (80322098)
藤沢 直樹 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (10409071)
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Keywords | 団地建て替え / 住民参画 / 居住地再生 / コミュニティカフェ / コミュニティガーデン / 社会実験研究 / 福祉とコミュニティ / 自治会活動 |
Research Abstract |
事例地の浜見平団地自治会との協働で、23年度から供用される新棟でのコミュニティカフェ、ガーデンづくりに向けた準備的な社会実験活動を実施する。一年間で10回のワークショップを実施した。また、市のまちづくり紀要議会に参加し、団地の中央空間、グランド計画等を一緒に検討した。特に、現場での社会実験的手法での具体的なモデル事業的手法により、住民、行政、URの意識変革を行った。1.団地資源の継承方法と周辺地域再生の展望:中央地区での防災空間、運動広場、公共・公益施設等の再生利用について提案を行い、松尾川や既存の桜並木等の環境資源を活用したデザイン、グランドの存続と避難広場の整備・利用手法を具体的に「浜見平らまちづくり協議会」で提案した。2.既存の団地住民、自治会との協働によるコミュニティの再生に関する社会実験的研究:2011年度より供用開始される建て替え住棟での新集会施設でのと広場・ガーデン活用の運営主体構築のための社会実験とその可能性を探るために、既存の集会施設及び前空間を活用して、実際に、コミュニティガーデンを設計・施工を協働で行い、また、カフェ運営実験を行い、住民、URにその可能性を実感してもらい、23年度からの新棟でのコミュニティカフェとガーデン運営の具体化を図れた。団地自治会が主体となり、大学と連携した運営組織体制に関して、URとの契約が実施され、具体的なスタートの準備が出来た。3.全国的な事例調査による団地建て替えでのコミュニティ再生の課題と展望:全国に先駆ける団地再生でのコミュニティカフェ、ガーデンによるコミュニティ再生の事例として、建築学会、国際学会で発表し、その意義を対外的に明確にした。
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Research Products
(3 results)