2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21560742
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
田中 勝己 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (30155121)
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Keywords | 環境 / ナノ微粒子 / 薄膜作製 / 作製プロセス / 酸化物 / 可視光応答 / 水中パルスレーザーアブレーション |
Research Abstract |
○水中においた酸化チタン単結晶にパルスレーザーを照射して作製される微粒子を薄膜として、その可視光応答における波長依存性と薄膜の時間経過による反応性の劣化について研究した。有機物として色素であるメチレンブルーの分解活性を調べ、標準試料として知られるP-25との活性を比較した。紫外線領域では活性は落ちるものの、400nm以上の波長での活性は我々の薄膜試料において優れていることがわかった。薄膜の活性の刑事変化については、6ヶ月以上活性変化は見られず、薄膜にした段階では微粒子の変化は生じないことが分かった。微粒子のザイズについてはSTM、SEMを用いて知らべたが二次粒子として観測して成長後の観測をしてしまっていることから、バンドギャップとの相関を得るためには工夫が必要であることが分かった。 ○同様にして作製したシリコン微粒子についてはζ基板上に展開させるとクラスターと積層構造をとることをS四より観測した。 ○可視光に応答し有機物を酸化分解することのできる材料としてCaWO4、MgIn204を開発することができ、微粒子化の計画である。
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