2011 Fiscal Year Annual Research Report
色素体による核遺伝子発現制御に関わるプラスチドシグナル因子と情報伝達系の解明
Project/Area Number |
21570039
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
望月 伸悦 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (60280939)
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Keywords | 葉緑体シグナル / 遺伝子発現 / シグナル伝達 |
Research Abstract |
(前年度に、形質転換植物の病害虫感染によって実験計画の遅延を生じたため、23年度まで繰り越して研究を進めた。)高等植物では、葉緑体の発達が阻害されると、葉緑体機能(特に光合成機能)に関わる核コードの遺伝子群の転写が強く抑制される。この調節にはプラスチドから核へのレトログレードシグナル(プラスチドシグナル)が関わる。このシグナル伝達系変異体の多くがテトラピロール合成に関わる遺伝子をコードするため、テトラピロール合成中間体がシグナルであると示唆されているが、その実体は明らかではない。そこで、プラスチドシグナルに異常を示す突然変異体をFOXハンティング系統(アラビドプシスの完全長cDNAを高発現するライン)から選抜し、新規因子を同定した。これにより、bHLH型転写因子やKelchリピートを有する因子がシグナル伝達に関わる可能性がわかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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