2009 Fiscal Year Annual Research Report
1点計測による薬物動態パラメータ推定における高精度数値計算法の研究
Project/Area Number |
21590163
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
竹内 敏己 The University of Tokushima, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (30264964)
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Keywords | 薬物動態 / 非線形最小2乗法 / 高精度数値計算 / ベイズ推定 / TDM / PPK / コンパートメントモデル / 最適化 |
Research Abstract |
1-コンパートメントモデルに対するベイジアン法における最小2乗法の研究を行った。従来、非線形最小2乗法に対する数値計算では、安定した収束性を得るためにLevenberg-Marquardt法をはじめとするGauss-Newton法系の方法が用いられてきた。本研究では、あるパラメータを導入したNewton法によるアルゴリズムを考案した。パラメータは0のときに、最小2乗解が母平均値となるように、1のときに本来のベイジアン法と一致するように設定する。パラメータを0から1まで段階的に変化させ、Newton法における初期値を、最初は母平均値、2回目からは前回の計算値とし、パラメータの変化の度合いを調整すれば、初期値が十分解の近くになり、Newton法の収束性に十分耐えうる数値計算が実現できた。作成したプログラムを用いて、バルプロ酸を適用した場合に様々な実測データを入れて計算を実行したが、収束性、計算精度共に良好な結果が得られた。
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Research Products
(4 results)